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2017年5月10日の大崎裕史の今日の一杯

東京都渋谷区神泉

千葉県市原市で人気の二郎インスパイア系「ちばから」。その姉妹店として渋谷に「港屋インスパイア」の蕎麦店を出していたがリニュアルし、5/7にラーメン店としてオープン。そこそこ人気になるとは思ったがオープン初日は日曜ということもあってか、50人とか100人とかの大行列ができたようだ。二郎直系の新店オープン並の賑わい。こりゃ、しばらく「待ち」かな?と思っていたが、ちょうど行けるタイミングが出来たので9日の13時半に行ってみた。東急本店の横の道をホテル街に入っていくと「イタチラーメン」の向かいにあった。
店内9人待ち、店外6番目、計15人待ち。私が食べ終える頃にはもう少し待ち人数も増えていたので、タイミングが良かったようだ。参考までに店外6番目で着席までに27分、出てくるまでに42分、食べ終えたのが55分。平日なら1時間は見ておいた方が良い。
注文したのはミニらーめん780円+卵50円。ミニと言えども麵量200gなので決してミニではない。東京の一般的ラーメンで150g前後なのでそれよりも多いことになる。普通のらーめんは300g、大盛り450g。
食券を渡す時に「麺少なめ」「アブラ少なめ」「麺硬め、軟らかめ」「味薄め」などを、出来上がり時に「野菜増し」「からめ」「ニンニク増し」「アブラ増し」「ねぎ」などの希望を伝える。これらは無料で私は「野菜+ねぎ」。
麺は中西食品の平打ち太麺。割と柔らかく茹でているので硬め希望者は事前に言った方がいい。私はほどよい柔らかさの麺が合っていると思った。野菜はもやしが多め。ねぎも嫌いな人以外は入れたほうがアクセントとしていいと思う。
豚がかなり厚めなのに柔らかくて実においしい。この日、連食じゃなかったら豚も増やしたかった。
スープがかなりの乳化系で最初のうちは「まぜそば」かと思うほどの濃厚さ。野菜の水分などが出たからか、麺を食べ終える頃にはスープ状だったが私のベースとなっている「メグジ」と比べると別物であった。ただし、別物だからダメと言うことではなく、これはこれで美味しい。卵は器に入って出てくるのでそこに割り入れ、つけめんのようにして食べたがこれは味変的にもいい。スープに入れてしまうとスープを飲み干さないと卵がもったいない。しかしつけめん風(すき焼き風)に食べるとスープは無理に飲む必要はない。もっともスープも美味しいので完食完飲予定の人は卵を溶かし入れてもいいだろう。
これは二郎ではなく「ちばから」という食べ物である、と言えるだろう。活気もあり、接客もいい感じでこのまま人気を継続できそう。

お店データ

ちばから 渋谷道玄坂店

東京都渋谷区道玄坂2-22-2 SHIBUYA道玄坂1956 1F(神泉)

千葉県市原市で人気の二郎インスパイアのお店「ちばから」が渋谷に登場。乳化したスープに麺は中西食品の平打ち太麺。

大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2019年4月末現在約12,500軒、約25,500杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。