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「つけめん 800円」@風雲児の写真平日の夜に訪問。
お店への到着は19時で並びは25名程度。

新宿のラーメン店で不動の、
“人気No.1” の地位を守り続けている「風雲児」さん。

仕事おわりで会社から歩いてお店に向います。
こちらのお店では必ずと言っていいくらい
常に長い行列が出来ているので
ランチでは昼休みの時間内に収まらず、
必然的に夜の訪問となる。

並び方にはルールがあり、
お店の前に並び切れなくなったら、
いったん道路を挟んで向かいの公園から
列を再開するシステムになっています。
行列が道を挟んで途切れているので、ウッカリ
列に割り込んでしまわないように気を付けたいところ。
この日は、店外待ちが10名、店中待ちが15名の
計25名程度でだいたい想定内。しかし本当に外国人が多いです。
私の前の客も後ろの客も外国人グループでした。

お店の外観は神社のお祭りのよう。
三宅店主は四国・愛媛県新居浜市の出身だが、
昨年2016年の3月に
「新居浜ふるさと観光大使」に任命されている。
郷土のスターなんですねえ。

店名の「風雲児」とは
お店の公式ホームページによると、
"イタリア料理界の風雲児"と呼ばれイタリア料理界の
頂点を極めたときと同じように、
新たな挑戦の舞台であるラーメン界でも同じく
"風雲児"となれるよう付けた。
そうだ。

引戸を入ってすぐ右手に券売機がある。
(※両替機は券売機の左側)
ボタンには英語表記も添えられ配列も分かりやすく考えられている。
「つけめん 800円」の食券を購入。
店内で並んでいる途中に、店主から直々に食券を回収されるので
『大盛りでお願いしまーす』と口頭で伝えた。

お店の中にも客が15人ほど「鈴なり」状態で並ぶ。
沢山の外国人客と相まって「非日常感」を感じる光景。
こちらには数年(約3年)ぶりに訪れたが外国人客がまた増えている。
半数近くは外国人だろうか。
平日の夜にも関わらず私のようなサラリーマン姿は2割くらい。
ここではすっかり「観光地化」が進んでいるようだ。

店内で並んでいると、
厨房から香ばしくてえもいわれぬ出汁の香りが漂って来て
否が応でもワクワク感と食欲が高まる。

店内は店主を中心に4人でのオペレーション。
見ているとうまく連携がとれていて無駄な動きが無い。
接客はとても丁寧。
厨房の多忙さに反比例するようにお客に対しては極めて穏やかだ。
接客が丁寧なのは人気店共通の傾向ですね。
ラーメンを極めようとすると行き着く処が
「そこ」なのかも知れない。
昔に流行った「店主が頑固だが味はウマい」的なお店は、
今や遠い過去のお話なのでしょう。
回転は早めで、並び始めてから30分でカウンター席へ。

麺は、
中太でゆるやかなウェーブを絵描く。
老舗製麺所 大成食品の特注品。
表面がツヤツヤしていて加水率はやや高め。
もっちりと言うよりは「コシと弾力が強く」
「つるつる喉越し良く」食べさせるタイプの麺。
イタリアン出身の店主らしい
「アルデンテ」のような絶妙な茹で加減でかなり美味しいです。
冷水でしっかり締められていて、水切りの技術も確か。

つけ汁は、
丸鶏をつかった「鶏白湯」と魚介の合わせスープ。
風味は一瞬「またおま系」かなと思うが、
いやいや全く違うもの。
鶏を濃厚に炊き出したスープは、
旨味がギュギュギュッと圧縮されたような印象。
旨味も強いが塩気もあって口に入れると
「ガツンとくる」パンチ力。
これだけの濃度に抽出しているにも関わらず
「雑味・もったり感」は一切無し。
濃厚なのに「切れ味抜群のシャープさ」を実現。
そのイメージは研ぎ澄まされた刀のよう。
鶏白湯というと、まったりやさしいスープを連想するが、
これはそう言った常識を覆す
とんでもなく「攻撃的な」スープだ。

今まで私が飲んできた濃いスープが「濃厚」なら、
このスープを表現するには
更に上の表現を創らなければ言い尽くせないだろう。
こういう時にネーミングのセンスがなくてイヤになるが、
「ド濃厚」とてもしておこう(笑)。
これが麺によく絡んでウマ〜〜〜イ!!

具材は、
刻みチャーシュー・メンマ・ねぎ・海苔。
そして花鰹の粉末。
チャーシューは5cmくらいの長さのものが3本ほど入る。
花鰹は途中混ぜながら食べると、
スープのコクと香りが増して上質な味変に。
具材は意外とシンプルだが、
むしろ主役の「麺とスープが引き立つ」
仕組みになっています。

スープ割り用の出汁はカウンターに置かれています。
注ぐと白い湯気が立ち込める。
熱々です。
節系のオーソドックスな出汁でホッとする。
後ろで並ぶ客のことを考えると早く帰ってあげたいのは山々だが、
折角なので少し長居して最後までスープを楽しんだ。
『ご馳走様でした。』ウマかった〜〜〜。

「風雲児の不動の人気の秘訣」についてですが、
あらためて訪問してみて分かった事が2つある。

1つ目は、
「お客に対してのおもてなしの心」。
おもてなしの大切さについてはお店の公式ホームページで
三宅店主自身が語っていることでもあるが、
筆者の目から見てもそのコンセプトは徹底して実行されていた。
「お客の満足」というゴールを起点として
逆算的に手順が組み立てられ、
店主を中心とするチームがその一点を目指している。
様々なお客 (国際色も豊か) が来店するので
ゴールも数多く存在するはずだが、
それらの最大公約数に焦点を合わせて行動しているようにも見えた。
耳を澄まして聞いていると、
お店のNo.2と思われる店員さんから
新人と思われる店員さんに厳しい檄が飛んでいる。
緊張感のある職人の世界を垣間見た。

2つ目は、
「常識に捕われない超攻撃的な濃厚スープ」。
接客やオペレーションが
お客満足の最大公約数を目指しているのに対し、
風雲児のつけめんスープの目指すところは「真逆」だ。
つまり万人ウケを狙っていない。
人気店なのに万人ウケではないと言うのは
矛盾しているようにも思えるが、
実はここに不動の人気の秘密があるように感じる。
「ド濃厚」と言える濃厚スープは、
タレの原液に近いほどに角のある尖ったスープ。
塩分も高く「やさしさ」や「まろやかさ」を
削ぎ落とした設定。もっと広くお客
(とくに女性や高齢層)を取り込むなら、
おそらくはスープをもっとマイルドにすべきだろう。
だが、この「お客に媚びない味」こそが
根強いファンの心を突き動かす
原動力になっているのではないかと感じた。

私が帰るときになってもお店には、
どんどん客が並んでは、
流れるようにカウンターへ通され、
満足そうに帰っていく。
まるで、◯ィズニーランドのアトラクションのようだ。

ここはラーメン界の夢の国。
「混雑具合や慌ただしさ」を考えると
日常使いには向きそうにないが、
たまに遊びにくるなら気分がリフレッシュできて
良いかもしれない。



<とよ吉のラーメンブログ>
〜東京ラーメンレポート〜
http://ramen-report.tokyo/

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こんばんは❗
はじめまして。
このお店にいろいろな
ドラマがあるんですね~
一度は行きたいお店です。

ブブラブ | 2017年5月9日 20:29

ブブラブさんこんばんは!!
そんなんです。
風雲児さんは行くたびに新しい発見があって
面白いお店だと思います!

とよ吉 | 2017年5月9日 22:11