なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

11:40頃訪問。先客後客共に1名。店内は狭く、壁と窓に対面する2列の短いカウンターのみが設けられている。うらぶれた雰囲気が、如何にも職人肌の店という印象だ。男性1人による切り盛りで、接客は良好。
 
本メニューを選択。暫く待って配膳された。
 
スープは、醤油の色目が中庸に出ており、量は少なめ。
飲んでみると、煮干の香ばしさを伴う旨みが前面で濃厚に感じられて実に心地良い。特有の苦みも明瞭に感得されるが、決して嫌味にはならず、良い意味での引っ掛かり、アクセントになっているのは見事の一言に尽きる。
至極アッサリと仕上げられてはいるが、動物系のコク、味の厚みに不足は無く、薄っぺらさは感じさせない。
塩分濃度は適度。煮干感を十全に生かしつつも、最後まで飽きの来ないキレとヒキを生み出しており文句無し。
終盤、卓上の黒胡椒による味変もバッチリと決まり、ためらわずに完飲した。
 
麺は、ストレートの中細麺。低加水率のもの。
食べてみると、茹で加減は硬めで、しっかりとしたコシと歯応えを有している。小麦の密度感とザクザクという歯応え、噛み切る際の潔い破断感が実に心地良く、咀嚼と喉越しを存分に楽しむ事が出来る。スープとの相性も申し分無し。
ちょっと気になったのが、食べ始めは中央部がスープに浸っていない事もあり、茹で湯の臭いも感じられた点だ。尤も、麺全体を最初からスープに浸せば、あまり気にならないのかもしれないが。
量はやや少なめだが、予想よりは食べ応えがあった。
 
唯一の具、中央に乗る刻み葱は、薬味としてマストの存在。シンプル過ぎるが、見事なまでに完結していると思う。
 
一杯のラーメンとして、恐ろしい程のシンプルさ加減だが、食べ終えた時に、何ら不満を覚えさせないのは凄い事だと思う。今も色褪せぬ老舗名店の一杯の説得力に改めて感銘を受けた。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

まだコメントがありません。