なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「淡麗煮干しそば ¥1000+味玉 ¥100」@麺LABOひろの写真平日 薄曇り 10:50 先待ち1名 後待ち4名

本日のお題は未食だった月火限定のメニューを求めて五本木交差点近くのこちらを訪問。最寄り駅からは少し離れているので立地としては条件は良くないが平日の開店前からすでに待ち客がある。

二番手をキープし店頭にてオープンを待つ間に窓ガラスに貼られたが「東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー 2017-2018」の新人大賞受賞のポスターに目をやる。某グルメサイトの百名店の掲載店よりも未訪問の店が多く載っていて開拓欲が湧いてきた。

定刻通りに開店となり店内へ。券売機の前で迷う事なく目的のお題を購入しカウンターの奥の方に座り店内を眺める。本日は四名体制で広い店内をまわし店内BGMは80's洋楽で着席時にはティナ ターナーが流れていた。

ワンロット4杯のオペなので1st ロットにて我が杯が到着した。ちぢれ麺の時だけに使用されると思われる器の内側に金箔の塗られた焼物で登場した。その中の姿は私からは〝らしからぬ〟顔立ちに映る。器が小ぶりな事もあり特製ばりに豊富な具材が窮屈そうに見え優雅さや潔さは伝わってこない。

見た目は採点に考慮しないので気を取り直して透明感のある栗色のスープをひとくち。煮干しを想像しながら口にすると、まず感じるのが魚介系にはない甘味の強さだ。丸鷄由来の甘味かと思ったが動物系のコクなどは全く感じないので赤酒か味醂による甘味だろうか。

淡麗煮干しと謳うだけあって煮干しの苦味や雑味などは全く感じない。もはや甘味に消されて煮干しの香味も探さなければ見つからないほどだ。その甘味に負けないように醤油ダレも他のメニューよりも強めに効かせてあるので甘じょっぱさが優先して脳に伝わり美味しいと勘違いさせる。こちらのスープには珍しく出汁の旨みよりもカエシの個性を立たせたスープで残念。

麺はレギュラーメニューとは違う中太のちぢれ麺で少し透けて見える。喉ごしよりももっちりとした食感を楽しむタイプでスープとの相性を考えての違いだろうが個人的には通常の中細ストレート麺の方が好みだ。

具材は豪華絢爛で焼豚は鷄 豚 鴨の三種類が並ぶ。鷄肉はムネ肉の低温焼豚で厚みを持たせてカットされている。片面を炙られたそれは、レアチャーシューながら肉質の良さを引き出す温度で加熱されているので偽物の半生チャーシューとは別次元。ソミュール液もしっかりと浸みていて仕上げの柑橘系の香りも効果的だ。

豚肉は大判な肩ロースの低温焼豚を食べやすく形を揃えるために二枚にカットされている。筋切りも丁寧で口に残らず赤身の旨みと食感を楽しめる逸品。

鴨肉は皮付きのロースを低温で火入れして鷄ムネ同様に皮目を炙ってあり香ばしい。いつも感心するのが裏面の隠し包丁で野性味を味わうための厚切りだが食べやすくしてある。全てのレアチャーシューに言えるのは半なま状態にならないピンポイントで調理されている事だ。

追加の味玉も毎回同様に素晴らしい出来栄え。玉子本来の持ち味を活かしながらも黄身はネットリと熟成されコクと旨みが倍増している。しかし白身は浸透圧による固さはなく柔らかなままで不思議だ。

薬味は赤玉ねぎのアッシェと青ネギの小口切りがたっぷりと盛られてある。こちらも煮干しとの相性を考えての配役だろうが、そもそも煮干し感が乏しいので役不足に思えた。磯の香りを演出する海苔も二枚も添えてあり上質な海苔ゆえの香りと口溶けが味わえた。

脇役として三つ葉と刻み柚子と実山椒も添えてあるが今回はスープの甘味に負けて良い所を魅せる場面が与えられてなかった様に思う。

最終的にはサッパリとした煮干し系の出汁で美味しいのだが必要のない甘味に疲れてレンゲを置いた。

やはり今回の限定メニューはレギュラーメニューには及ばなかったがこれにて昼の部の限定メニューは攻略したので次回からは定番のメニューに戻れる事を嬉しく思う。

今回はスープと麺が好みから外れていたが具材の火入れ加減には驚いてしまった。普通は具材の盛り付けには菜箸を使う人が多いが、こちらのご主人は白木柄の盛箸を使われているあたりからも和食への造詣が深く火入れの温度管理を重要とする日本料理の真髄を感じる一杯でした。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 6件

コメント

まだコメントがありません。