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「醤油 中華そば ¥770 +煮玉子 ¥100」@東京の中華そば ちよがみの写真平日 薄曇り 15:00 先客7名 後客5名

二日ぶりの東京駅だ。ひと筆書きの要領でいくつの都道府県の人気ラーメンを食べて東京に戻って来られるかと無茶で無謀で無計画な企画も東京 長野 富山 金沢 敦賀 京都 彦根 大垣と色々ありながらも後戻りだけはせずに進んできて、残すは名古屋と静岡と神奈川に寄り道して帰ってくる予定だったがまさかの急用で帰京を余儀なくされてしまった。

どうしても悔いが残るが最後だけは締めようと15:00前に着いた東京駅で向かったのはフィナーレを飾るにふさわしい東京ラーメンストリートだ。久しぶりに訪れたが随分とテナントが様変わりしている。どこにしようか本来なら迷うはずだが、身体が欲しているラーメンが目に入ってきた。それは東京中華そばのこちらだった。屋号にすら「東京の中華そば」と付けているあたりからも一番必要としているラーメンに思え券売機で基本のお題と味玉を発券し店内へ飛び込んだ。

すると外国人スタッフの方が流暢な日本語で壁際のカウンターに案内してくれた。店内を見渡すと東京観光の拠点となる駅だけに全員が外国人観光客で見える範囲のスタッフも含めて日本人は私のだけのようだ。母国の地で味わう異国の地を楽しみながら待ってみる。内装などにも観光客が喜ぶような店名にもなっている千代紙が飾られ東京というよりはお江戸をイメージさせる。BGMの三味線もお江戸感を高める。

待つこと3分で我が杯が速やかに到着。オリジナルの切立丼の中の姿はノーブルな雰囲気を出しているが何処と無く、まやかしっぽさも見える偽作な表情。

まずは薄張りの鶏油で隠された江戸茶色のスープをひとくち。初動は断然たる鰹節の風味と旨味が主張する和風だし。うどんの出汁とも思われるが鶏油のコクによってそれを回避している。やはり江戸を意識しての強めなカエシがスープにキレとシャープな酸味を与えている。この酸味が油分を消してくれるので飲み飽きしないスープだろう。

麺は中細ストレート麺だった。イメージでは多めのかんすいを使った縮れ麺あたりを想像していたが現代風な麺質にアレンジされていた。縮れ麺よりも啜りやすいストレート麺を勢いよく啜ると何とも嫌な化合物の匂いが伴う。麺自体のかんすい臭か茹で湯に溶け出したものかは分からないがとにかく不快な匂いが麺を殺している。

具材は豚肩ロース焼豚で厚切りだが非常に柔らかく箸でつかむと形が崩れてしまうほど。それ故に肉の旨味は逃げ出して感じることなく味付けも希薄なので何を食べているのか分からない残念な焼豚。

追加した味玉は醤油だれが自然と染み込んで味付けも半熟加減もちょうど良い。メンマは歯ごたえは楽しめるが味付けが余りにも普通で既製品を食べているようだ。

薬味は刻み白ねぎの上に、おそらく千代紙をイメージして添えられた謎の薬味がうさん臭さの要因だろう。三色の謎の粉末はスープに溶け込んで正体不明のままだが見た目要員だろう。東京の中華そばを語るなら青みは水菜ではなくほうれん草か小松菜であってほしかった。下茹でなどの手間はかかるが水菜では彩り以外の存在感がないのが残念。

しかし海苔は江戸前産のように香りはあるが口溶けの優しい有明産や瀬戸内産にはない独特を感じた。

中盤あたりからは江戸風のカエシの強さに箸が進まなくなってしまい完食する事は出来ず箸を置いた。これで今回の〝ラーメンひと筆書き〟を終わりを迎えたが無事に東京に帰ってこられた事にホッとして東京駅を去った。

思いつきで始まった今回の旅も一都一府六県を股にかけた私にとってはロマンだらけの大冒険だった。この旅で各地方独自の伝統や流行がラーメンにもある事を知り、自分の趣向の狭さを痛感させられたがこれからも自分好みのラーメンを見つける旅を続けようと心に誓うそれぞれの一杯でした。

今回の旅のおさらい

東京〜長野〜富山〜金沢〜敦賀
〜京都〜彦根〜大垣〜東京

お世話になった名店

RDB ポイント順 ※ 平成30年11月現在
長野県 第10位 気むずかし屋
富山県 第1位 麺屋 一鶴
石川県 第2位 自然派ラーメン 神楽
福井県 第12位 かぐや
京都府 第1位 麺屋 極鷄
滋賀県 第1位 ラーメン ニッコウ
岐阜県 第1位 鳥そば 真屋
東京都 第1569位 東京の中華そば ちよがみ

移動距離 1157km
乗車時間 9時間54分

今回の諸国麺遊記ではたくさんの事を学びました。この旅と、レビューを始めてから半年を一区切りとして〝otesan〟を改めまして〝のらのら〟に改名したいと思います。今後とも何卒よろしくお願い致します。

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