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「鶏そば 醤油 ¥800+味玉¥100」@神田とりそば なな蓮の写真平日 晴天 13:00 先客5名 後客5名

本日は約一ヶ月ぶりとなる〝第22回 RDBの超高性能スーパーコンピューターが算出したオススメ店は本当に私に合うのか!〟

開催する。このイベントはRDB PC版のオススメに挙がる六店舗から、その店のオススメでは無く、自分の好きそうなメニューを食べて採点し、超高性能スパコンとの勝敗を決めるものである。

採点基準は90点以上付いたなら私のKO負け、80点以上ならば判定負け、70点台なら引き分けとし60点台なら判定勝ち、59点以下の点数ならば私のKO勝ちとする。

過去21戦の対戦相手は「風雲児 」「麵屋一燈 」「煮干しつけ麺宮元 」「竹末東京プレミアム 」「さんじ 」「麺処 晴」「燦燦斗」「神田 勝本」「中華そば屋 伊藤」「麺処 ほん田」「煮干中華ソバ イチカワ」「麺屋 和利道 warito」「らーめん 芝浜」「らーめん かねかつ」「狼煙〜NOROSHI〜」「ラーメン大至」「中華ソバ 伊吹」「麺処 朧月」「Bonito Noodle RAIK」「中華蕎麦 とみ田」「陽はまたのぼる」と名だたる有名店や人気店が並ぶが、対戦成績は21戦11勝4敗5分7KO 1没収試合と現在は私の勝ちが大きくリードしている。そもそも清湯醤油系が好みの私に対して挙がっているオススメ店は、つけ麺専門店や濃厚煮干系、ガッツリ系ばかりでスパコンのピックアップに問題があるように思う。

そんな中で〝無化調〟を謳う店が突然に挙がってきたのだ。お店情報を見ると清湯醤油系のラーメンもラインナップにありそうなので急遽、初訪問を決めた。オフィス街にあるので昼ピークだけは避けようと思い12時半に家を出た。

銀座線に乗り込むと20分ほどの道中で予習をすると、日本橋にある系列店には昨年の夏に行っていた。比内地鶏を打ち出したスープだったが、地鶏っぽさがなく残念に思った記憶がある。こちらのスープも鶏主体のようなので違うタイプのスープなら良いなと考えていると、最寄りの神田駅に着いた。こちらは駅前すぐの好立地なのだがJR神田駅の南口からは近いが、銀座線からだとかなり距離がある。ガード沿いの飲食店の街並みに夜のイメトレをしながら進んで行くと路地に佇むコチラを見つけた。

オシャレな外観の店先には行列もなく時間帯をずらしたのが功を奏し、すんなりと入店できた。券売機で予習しておいたお題と味玉を発券して、ホールスタッフさんに案内されたカウンターに座る。店内を見回すと全体的に薄暗い照明の中で、カウンターをダウンライトが照らしている。しかし席によってはライトが照らさない暗い席もある。今回は運良く明るい席に座れたのでラッキーだった。たしか日本橋店も同じような暗さだった気がする。どちらも夜の居酒屋タイムに合わせた照明なのだろうが、昼間くらいは明るい中で食事をしたいものだ。そんな店内を本日は三人体制で回している。

食券を手渡してホールスタッフさんが出してくれた水を飲もうとすると、グラスが温かくて驚いた。食洗機の熱が冷めてないグラスに水を入れたのだろう。温かいグラスに反して気持ちは冷めたが、接客や衛生面は採点に含めないと決めているので、気を取り直して厨房に目をやる。すると想像していたのと違う光景が目に入った。それはスープ炊き用の大型寸胴鍋の中では丸鶏や鶏モミジが白濁して沸き立っている。想い描いた鶏清湯とは違うんだと思った。

多少がっかりした気持ちで待っていると着席して7分ほどで我が杯が到着した。その姿を見て再び驚いた。白磁の半球体多用丼の中の姿は鶏白湯ではなく鶏清湯スープだったのだ。別鍋で仕込まれたものなのか、中華スープの上湯の技法で濁りを取って澄ませたスープなのか分からないが、とにかく予想を良い意味で覆された。

うれしい再逆転の思いで、まずは不規則な粒子の鶏油が浮かんだ柿茶色のスープをひとくち。レンゲをスープに差し込む前に香り立ってきたのは薬味の白ねぎだった。やや刺激のある白ネギの香りを確認した後で、丸鶏由来の香りが追いかけてきた。嗅覚だけで鶏とネギの相性の良さを感じられた。しかし比内地鶏使用とあるが地鶏特有の黄色い鶏油もなく、香りにも野趣を感じない。やはり全量比内地鶏ではないようだ。いざ口に含むと鶏出汁よりも鰹節主体の魚介系出汁の風味が先導する。その次にキリッとした醤油のキレや酸味を感じた後で鶏出汁の旨みが広がってくる。それぞれが大きく主張してないので初動ではバランス良く感じた。

茹でる前の生麺の状態では、うどんのような真っ白い打ち粉での薄化粧姿が印象に残る。その麺を麺箱ならぬタッパーウェアのフタの上で軽く手揉みをしてから茹で釜に投入した。麺上げまで160秒の自家製中太ちぢれ麺を箸で拾い上げてみる。太さはそれ程でもないが一本あたりの重さはズッシリしている。箸先からも加水率の高さが伝わってくる。先ほどまでの生麺の白さが嘘のように淡く色付いた麺を一気に啜ってみる。ちぢれ部分が柔らかく伸縮性があるのでスープの返りは少なく非常に啜りやすいちぢれ麺だ。カンスイを利かせたモッチリ感はあるが不快なカンスイ臭は全くない。歯応えも良く、噛みつぶすと小麦の香りが花咲く自家製麺は食べてて楽しい。

具材の中で特筆すべきは、棒棒鶏のようなムネ肉の蒸し鶏を細かく裂いたものだろう。非常に繊細に裂かれているので舌触りも良く、味付けも唐辛子をピリッと利かせたオリジナリティ溢れる具材はビールのつまみとしても最高だろうと思った。しかしまだ昼間のオフィス街なので自主規制をかけた。

その他の具材はチャーシューが二種類。豚バラの煮豚型はハーフロールスタイル。単に巻きが足りなかっただけなのだろうがアーチ状になっていた。薄味だが料理酒か日本酒を煮汁に多く使ってあるのだろうか、酒の香りが強く出ている。もう一枚は鶏モモ肉のローストタイプ。つまりは焼鳥なのだが、しっかりと下味も付けてあり焼き目も香ばしいので、これまたビールが欲しくなるヤツだ。

追加の味玉はLL玉ほどの大きな卵が使われていて食べ応えは満点。半熟の加減も良いが味付けは好みと違って物足りない。薄っすらと醤油の香るゆでたまごと言った感じだった。

メンマは板メンマだったが無難に美味しい。派手さのない味付けで脇役に徹し、メンマらしい食感でアクセントを付ける。麺との共演も卒なくこなす優等生なメンマだ。

薬味は初動で香り高く感じた白ネギの笹切りで、スープで加熱されてくると刺激の強かった香りや辛味は穏やかな甘みに変化していた。食感にも角がなくなり麺に寄り添う。青みの三つ葉は大きな葉先と細かく刻まれた茎部分に分かれている。地鶏を意識した薬味だと思うが、細かい三つ葉は常にスープに付きまとうのでスープ本来の香りの邪魔になる時がある。好みの問題だが、葉先の部分だけでよかった。十字15切の海苔は口溶けが良く磯の香りも十分に感じた。

ここまで満足で食べてきたが、中盤になり美味しかった麺の残念な姿を見ることになってしまった。それは麺の癒着だ。麺同士がくっついてしまい束になってスープの底に沈んでいたのだ。1本や2本ならいいが、10本以上も固まっていては食べ心地が悪いなんてもんじゃない。無理やりに食べても束になっている部分は半ナマで粉っぽく口に残る。その部分を噛まないように食べるのも一苦労だった。

後客の調理工程を見て気づいたのだが、麺を茹で釜に入れた後に麺を菜箸で数回かき混ぜただけで焼豚を切り分けたりの具材の準備に取り掛かっていた。その間はテボの中での対流任せなので麺が癒着してしまったのだろう。せっかく美味しく打たれた自家製麺なので茹で上げの最後まで愛情を注いで欲しいと思ってしまった。

残念な気持ちで美味しかったスープも残してしまったが、丼の底に残った束になった麺の残骸を見て店側が気付いてくれたらなと思い席を立った。たとえ今回だけの不運や下ブレだったとしても一期一麺の思いで採点は低くなってしまった。

今回のスパコンとの対戦も60点台という事で私の判定勝ちとなった。これで通算対戦成績はは22戦12勝4敗5分7KO 1没収試合となった。ようやくオススメ店に好みのラーメン店が挙がってきただけに残念な結果となってしまった。今後も、つけ麺専門店が三店舗も君臨している中に清湯醤油系の名店が挙がってくる事を祈ってしまう一杯でした。

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