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「追鰹醤油らーめん ¥730+味玉子 ¥100」@旬麺しろ八の写真平日 晴天 13:30 先客5名 後客1名

〝第24回 RDBの超高性能スーパーコンピューターが算出したオススメ店は本当に私に合うのか!〟

先週に引き続きの開催となった。このイベントはRDB PC版のオススメに挙がる六店舗から、その店のイチオシでは無く、自分の好きそうなメニューを食べて採点し、超高性能スパコンとの勝敗を決めるものである。

採点基準は90点以上付いたなら私のKO負け、80点以上ならば判定負け、70点台なら引き分けとし60点台なら判定勝ち、59点以下の点数ならば私のKO勝ちとする。

過去23戦の対戦相手は「風雲児 」「麵屋一燈 」「煮干しつけ麺宮元 」「竹末東京プレミアム 」「さんじ 」「麺処 晴」「燦燦斗」「神田 勝本」「中華そば屋 伊藤」「麺処 ほん田」「煮干中華ソバ イチカワ」「麺屋 和利道 warito」「らーめん 芝浜」「らーめん かねかつ」「狼煙〜NOROSHI〜」「ラーメン大至」「中華ソバ 伊吹」「麺処 朧月」「Bonito Noodle RAIK」「中華蕎麦 とみ田」「陽はまたのぼる」「神田とりそば なな蓮」「ソバダイニング クアトロ」と名だたる有名店や人気店が並ぶが、対戦成績は23戦12勝5敗5分7KO 1没収試合と現在は私の勝ちが大きくリードしている。

超高性能スパコンがオススメしてくる店の中に突然と〝無化調〟を謳う店が、立て続けに二店舗も現れた。ようやく私の趣向を把握してくれたのかと思いチャレンジしてみたが、二店舗を攻略したあとに挙がってきたのは得意ではない、つけ麺専門店とコチラだったのだ。

苦手なつけ麺専門店は後にし、長年にわたり無化調ラーメンを謳っている名店派の初訪問を決意した。超高性能スパコンには不信感はあるが、新たなラーメンとの出会いだけを求めて身を委ねてみる。

昨晩からRDBのお店情報をしっかりと予習しておいた。移転前を含めると15年近くも営業されているようで、もはや老舗の類である。メニューの情報は古いが清湯醤油系もありそうだ。今回が遅ればせながらの初訪問となるが、確かに昔のラーメン本では見た記憶がある。

開店時間前の現着を目指して早めに自宅を出発したのだが、開店の30分前に店先に着いたのだが、あんなに昨晩から予習しておいたのに〝おっちょこちょい〟が出てしまった。

11時開店と思い込んでいたが、実際は11時半のオープンだったのだ。このまま先頭で並んでも1時間も待つ事になるので、近場の店を急遽探し出した。徒歩2分圏内の一食目を終えて春の近づく新宿御苑を散策する。2時間ほど時間を空けて再び店に戻ってきた。

店内に入るとマミヤOP製の小型券売機で筆頭を飾っているお題に味玉子を追加発券してカウンターに座る。店内の様子はテーブル席には若い女性客でカウンターには同世代の中年サラリーマン方と客層は様々だ。カウンターのウンチクには今月の野菜の品種と生産者が説明されている。RDBの皆さんの写真を見て不思議に思っていた点に納得がいった。同じメニューのラーメンの写真なのに付け合わせの野菜だけがバラバラで違う意味が分からなかったのだ。トッピングで好みの野菜を選べるのかと思っていたが、月毎で変えているようだ。そんな店内を本日は二人体制で切り盛りしているので。そのお二人のいざこざを耳にしながら待つ事、着席して6分程で我が杯が到着した。

あまり見かけない筆散らしの高台丼の中の姿は、昔ながらとも最先端とも言えない中立的な立ち位置を思わせる。派手さもないが懐かしさも感じない不思議だポジションだ。しかしどことなく人懐っこい表情に見えるのは奇をてらった食材を使われてないからだろうか。

まずは半濁した柿茶色のスープをひとくち。予想ではネーミングからの追いがつおを思いながら口に含んでみる。たしかに鰹節の香りも感じるが、出汁の風味が強く先導する。スープの濁りからも豚骨系のベースが感じられる。それは口当たりにも表れていてサラリとした見えるスープだが、まったりとしたコラーゲンも多く含んでいる。唇の癒着もコラーゲンが要因かと。豚骨だけでなく鶏ガラのコクや鰹の厚削り、小羽イワシなどの魚介系の旨味も重なっている。見た目と同じく派手さはないが、実に誠実な旨味の足し算でスープが設計されている。非天然の旨味成分に頼らずとも厚みのあるスープは、決してオワコンではない未来永劫に愛されるスープに思える。

麺は中太ストレート麺で麺上げまで120秒ジャスト。パンパンに膨れた麺肌は食べずとも歯応えの圧を感じられる。箸で数本持ち上げただけでもズッシリとした重量感が加水率の高さを物語る。その丸々と太った麺を口に運ぶと、数本だけで口の中がいっぱいになるような体積の大きさだ。ゆっくりと麺を噛みつぶすと想像以上にモッチリとした食感と小麦の旨みを感じる。スープの微かな塩分と小麦の甘みの繰り返しが心地よく、ついつい食べ急いでしまう。中盤からの麺質の変化を楽しみたく、具材へと目を向ける。

チャーシューは豚バラの煮豚がドンと厚切りで幅を利かせている。見た目は8割以上が脂身に見えたが、実は脂身は皮目の一部分だけで、赤身が圧倒的に全体を占めている。その赤身は繊維質がほどけるような柔らかさだが、豚肉自体の旨味は内に秘めている。注文後に切り分けられる仕事ぶりも要因のひとつだが、素材の持ち味を殺さない味付けが旨いチャーシューの理由だろう。

追加の味玉は、まるでスープで漬け込んだかのような一体感がある。逆を言えばスープに同化して黄身の旨味も感じないくらいな存在感の薄い味玉だった。

薬味は白ねぎはスープに香りを移すと爽やかな食感としてもアクセント役を務める。

青みの青菜が今回のラーメンの中で一番の衝撃だった。小松菜と思っていた青菜だが、ウンチクによると「江戸菜」と言われる小松菜の掛け合わせによる品種のようだ。驚いたのはその香りの高さと独特の食感。クセのない爽やかな香りが噛むたびに放たれる。香りを楽しむように噛んでいくと金時草やモロヘイヤに似た粘りが微かに染み出てくる。シャキッとした後のネットリが不思議な感覚を生む。過去の野菜には白菜やほうれん草などもあったようだが、どの野菜も食べてみたいと思えるほどに絶品の江戸菜だった。

その衝撃が強すぎて、モヤシの存在が残念で仕方ない。サッと湯通しされただけのモヤシからはアンモニア臭が漂っていた。鮮度の劣化による匂いだろうが、鼻をつく異臭は必要なかった。

気を取り直して中盤からの麺の変化を楽しんで、連食ながらスープまで飲み干していた。この後味のスッキリ感は、さすがの〝無化調〟と再確認した。

残念な点はあったにしろスープと麺の旨さに高得点を付けざるを得なかった。今回は80点を超えたのでオススメしてくれたスパコンの勝利となった。これで通算対戦成績は23戦12勝5敗5分7KO 1没収試合となった。

三連続でスパコンのオススメに無化調が挙がってきた事は私にとっては大変に喜ばしく、今後の対戦も楽しみになってきた。これで、つけ麺専門店が挙がってこなくなればスパコンへの信頼もさらに上がるのになと思った一杯でした。

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