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12:00少しすぎに訪問。先客後客共に4-5名というところ。店は老舗の街中華店。やや小ぢんまりとしたスペースに、厨房を囲むカウンターと2つのテーブル席が設けられている。年季は感じられるが、気になるような不潔感等は無く、居心地はまずまず。割と高齢の御夫婦による切り盛りで、接客は少し独特だが、悪くは無い。

お目当ての本メニューを選択。暫く待って配膳された。
スープは標準サイズの丼にナミナミと注がれており、下の盆にこぼれている程だ。

まず、目を惹かれるのが、具の豪快な盛り付けだ。
トロみとピリ辛感の付与された肉味噌は、丼上の表層を覆い尽くさんばかりに乗せられている。細かく刻まれた葱と生姜が風味と食感の両面で非常に良い役割を果たしており、肉の旨み、仄かに感得される甘みとバランス良く共存。早い段階からスープへ混ざり込み、この一杯全体の中で、非常に重要な役割を果たしている。
チャーシューは、中華料理店的な端部が赤いロース肉がドッサリと盛られる。小ぶりにカットされているが分厚く、しっかりめの歯応え。噛み締めると、良質の肉の旨みを存分に味わう事が出来る。仄かに甘みが効かされた控えめな味付けも良く、ヴォリューム、味共に文句無し。
他に、食べる辣油と青葱が肉味噌の上に乗せられ、味は勿論、見た目上の彩りの面でも良い役割を果たしている。

スープは、オーソドックスなルックスの醤油清油。
飲んでみると、動物系のコクと醤油感がバランス良く主張。強い主張は無いが、街の中華店として出来の良いスープだ。
ただ、上述の通り、肉味噌の味、ピリ辛感が混ざり込んで来るのが大きなポイント。力強く、奥行きのある味わいが形成されて絶妙だ。塩分濃度も、具と合わせると程好く高めというところで、力強いキレがもたらされる。
最後、レンゲで具を拾いながら、結構グビグビと飲んでしまったが、飽きが来る事は全く無かった。

麺は、軽いうねりを有する多加水の中細麺。
食べてみると、茹で加減はやや柔らかめで、コシ、歯応えといった面での主張は弱い。クオリティ的にも特筆すべきものは無いが、トロトロの餡を存分に引きずり上げる感じ。この一杯には絶妙のマッチング性を見せていると思う。
量は普通位だが、タップリの具と合わせると、自分にはこれ一杯で十分な満腹感が得られた。

今時のラーメン専門店の洗練された味わいとは根本的に異なるが、老舗街中華店の強みが大いに発揮された一杯。長年の経験、優れた調理技術に裏打ちされた旨さを大いに楽しむ事が出来た。末永い営業を願いたくなる良店だ。

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