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「ラーメン(味噌)+もやし」@らーめん弁慶 浅草本店の写真仕事も何もない日なので遅めに起床。八雲系列の店に行こうかなと思ったが、地下鉄に乗る気にもならなかったので、近場の弁慶に。開店時間の11時ちょっと過ぎに入店したが、すでに5~6名の先客がいた。

 ほぼ20年前にこの近辺に転居をした当時から、弁慶は有名店だったが、私はいつも素通りをしていた。すでにその頃から、私にとって「背脂チャッチャ系」は時代遅れに映っていた。たまに、弁慶の場所を尋ねられることがある場合、丁寧に教えながら「何をすき好んであんな古臭いラーメン食べに行くのかな~」と内心思ったりしたものだった。それから時が移り、最近になって、私も弁慶にたまに行くようになった。つまり、認識を改めたわけであるが、それには理由がいくつかある。近くには「ぶんすけ」のような実力店もあり、一時期そちらによく行っていたが、最近は足が向かなくなった。近頃は、狭い店にはなるべく入りたくなくなったのである。その点、弁慶には空間的な余裕がある。それに、私にはニンニク至上主義的な嗜好がある(生ニンニクでもph調整剤入りのおろしニンニクでもいい。私が家系のラーメンとの腐れ縁を断ち切れないのは、おろしニンニクの存在が大きい)。しかし、迂闊(うかつ)なことに、数年前まで弁慶におろしニンニクが常備されているのを知らなかった。それを知ったとき「なんだ、弁慶もやるじゃないか」と思いを改めたのである(妙な認識の改め方だが、ニンニク至上主義者にとってはそれは十分な理由になる)。それから、私は買い物や散歩などの折に店の前を日常的に通るのだが、客がよく入っているのを何年にもわたって眺めているうちに、「やっぱり偉いな、古かろうが何だろうが、客に長い間支持され続けられるってことは、それだけで偉いことだ」と思うようになった。それと最後に、これは言葉にしづらいのだが、ここで重要なのは弁慶のラーメンだけであるという雰囲気が良い。店主が誰かとかラーメンの作り手が誰かなどということは、私は知らないし、誰もそんなことは問題にしないだろう。常連はたくさんいるだろうが、店員と無駄話するような者は見かけない。みんな、さくっと食べてさくっと去って行く。蔵前の元楽なんかもそうだが、定評のある下町の店は大体そんなものである。肝心のラーメンだけが目当てなのである。「弁慶」はその店名と現物のラーメンだけで成り立っているのであって、それ以外は余計なのである。

 今日も、背脂ギトギトにしてもらい、ルーティンのようにおろしニンニクをスプーン二杯分投入して、美味しくいただいた。おろしニンニクをスプーン二杯分も投入すると、家系のスープだと胸糞が悪くなって食べられなくなってしまうのだが、弁慶のスープはそれ位ではヘタレない。だから、ニンニク至上主義者の私は、たまに無性にここに来たくなるのである。

 しばらく前から、中国系の女性が接客を担当しているのだが、弁慶の店員の中では、声の甲高いこの女性だけは私の記憶に残っていたようだ。今日も声を張り上げて接客していたが、それを耳にしながら、「ずいぶん日本語が上手くなったな」と、ふと気づいたからである。

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