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RAMENOID

ラーメノイドと読みます。ボーカロイドのイメージです。オイドンではありません(笑)

平均点 82.817点
最終レビュー日 2019年10月22日
2,065 1,547 0 33,767
レビュー 店舗 スキ いいね
80

「ワンタンメン」@宝来軒の写真佐野ラーメンを語るに欠かせない店

今週も佐野へ。
目指すは,昭和5年創業,佐野ラーメンの元祖と言われるこちら。
ネットで調べてみると,日本初のラーメン店と言われる浅草「来々軒」のオーナーが,この地に洋食店「エビス食堂」という食堂を出したのだが,そこに勤めていた中国人のコックがラーメンを作る技術を持っていて,ラーメンを提供するようになり,その中国人から青竹製麺法を学んだ小川利三郎氏が昭和5年に開業したこの店が,佐野ラーメンの元祖と言われているそうだ。

店に来てみると先日訪れた移転したばかりの「田村屋」さんの斜向かい。
開店時間15分ほど前だったが,この店には並びがないのに比べ,「田村屋」さんには既に20人近くの外待ちができている。
そりゃ,美味しいと言われる店より元祖の店に行こうとするのはラヲタぐらいか。

ほぼ時間通りに開店。
入店すると,確かに古いのだが,清潔な感じのする空間が広がる。
席はテーブルと小上がりのみ。
2人掛けのテーブルに座りメニュー表を眺める。
メニューは基本1種で,ワカメやコーンなどの具増しがあるだけ。
佐野ラーメンの店は餃子をウリにする店も多いが,この店に餃子はない。
入り口横に「餃子やってません」と貼られていたが,聞かれることが多いのだろう。
中には餃子がないということを知って,店を出ていく客とかいたのかもしれない。

ここのところチャーシューメンを注文することが多いのだが,先レポの写真のチャーシューがクラシカルな感じだったので標記メニューを注文。
価格は「ラーメン」+200円の800円也。
待つ間,店内を見回すと,有名人のサインの色紙壁にびっしりと並んでいる。
この店の歴史を物語っているね。
注文から6~7分で提供されたのは,ビロビロした麺が沈む醤油色濃いノスタな一杯。

麺は青竹手打ちの中太縮れ。
つるっとした麺肌に気泡を含んだピロピロ麺は,佐野ラーメンのイメージそのものなのだが,想像していたよりも腰がしっかりしていてやや固茹で。
他の人気店に決して引けを取らない美味しい佐野麺だ。
スープはカエシが立った,ザ・ノスタ。
イメージにある東京の伝統的なノスタ醤油ラーメンのスープのようだと思ったのは,浅草「来々軒」由来の店であることを知ったのもある。
同じく老舗の「森田屋総本店」さんもこんな感じだったので,もともとの佐野ラーメンのスープはガラ+野菜+旨味補正のシンプルな醤油スープなのだろう。
具は,ねぎ,メンマ,ナルト,チャーシュー,ワンタン。
メンマはシャクシャクしたしっかりとした歯応え。
チャーシューはノスタな味わいの肩ロースでこれも悪くない。
ワンタンは5個だったと思う。
皮はつるんとしていてやわらかめ。
ボタン大の餡も入っている。
味わいは特筆すべき感じではないが,斜向かいの人気店のワンタンよりはずっと好印象。
麺量は160~170gほどだと思う。

腰のある手打ち麺が美味しい,ノスタスープの醤油ラーメンワンタン載せ。
塩派の私はあまり得意ではないのだが,あっさりした醤油が立ったノスタ系が好きな方には感涙ものだろう。
元祖に敬意を表し,大台に乗せておく。
何にせよ,いずれ訪れたいと思っていた店に来られて良かった。


蛇足1;
この日は3軒回り,最後に回った店はまさにあの秋山川の氾濫で水に浸った場所。
まだ,固まったドロが街のところどころにあり,民家は災害ごみを出している最中だったが,店は再開していて大いに賑わっていた。
周囲の店ものぞいてみたが,どこも再開していた。
復興支援の一つと思い,佐野に訪れてみてはどうだろうか。

蛇足2;
仕事の関係でペースダウンしていたが,連休も多く,けっこう食べているので,このペースだとレポがたまっていくばかり。
ちょっとの間ペースを戻し,毎日レポする予定だ。

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「塩ラーメン」@青竹手打ちラーメン おお竹の写真田村屋さん三番弟子のお店

佐野にあって,現在最も人気のある系列は田村屋さん系と言っても過言ではないと思う。
某サイトの系図によると,一番弟子「押山」,二番弟子「日向屋」,三番弟子「おお竹」,四番弟子「ようすけ」となっていて,最近の話題店である「大山」さんも,「弟子」とどこかに記載される日がいずれ来るだろう。
チャーシュー増しを2杯いただいた後,その中で未訪だったこちらに来てみた。

前店から700m,車で2分とこれまた近い。
店は道路よりも少し高く,ちょっとした水害なら浸水しないかな。
入店すると,正面に田村系の証,「一麺一心」の額がある。
店内は水害の影響か,こちらも5割程度の入り。
後会計式。
テーブル席に案内され,メニュー表を眺めると,基本の醤油系の他に塩もあるのが田村屋系らしい。
塩があるならもちろん塩を。
前2店でチャーシュー増しをいただいたので,ここも揃えようかとも思ったが,厚みのあるバラをここまで計10枚いただいているので,増しは自粛した。
価格改定があったようだが,それでも650円とお安く,本家のように塩の方が高いという設定ではないのも嬉しい。(9月にいただいた本家の塩は税込700円だった)
空いているのですぐに出るのかと思ったが,なかなか来ない。
3杯めなので腹が空いているわけではなかったが,それでも提供まで35分かかったのはどうしたことだろう。
茹で湯を交換でもしていたのかな?
それなら説明があってしかるべき待ち時間だよね。
前店が注文から3分で提供されたのとはえらい違いだ。
とにかく,ようやく提供されたのは,田村屋さん系らしい色鮮やかなナルトと緑が印象的な澄んだスープの一杯。

麺は青竹手打ちの太~細ストレート。
気泡を含んだピロピロではなく,ミシッと小麦が凝縮されたような食感は,直前にいただいたものと似ている。
この腰の強いしっかりした噛み応えの麺が,田村屋系の特徴かな。
とすると,直前の店は田村屋系の麺リスペクトなのだと想像。
佐野の多くの店で使用されるピロピロ麺が物足りない方にはこのタイプの麺の店がオススメだ。
スープは見た目通りすっきりとした味わいの塩。
動物主体で旨味を補足したような感じで,魚介は感じない。
本家の塩は,魚介や牛筋が使われ,肉片もスープの底から出てくるので,敢えてインパクトの強いスープにしようという意図が見えたが,こちらはもっとシンプル。
移転前の本家で6年前にいただいた醤油はすっきりな印象だったので,本家は開店当時とはかなり変えてきているのだろう。
独立したこちらの方が,以前の田村屋さんの味わいを残しているのだと思う。
どちらも魅力的だが,このすっきりシンプルな味わいの方が個人的には好きかな。
具は,ねぎ,メンマ,ナルト,水菜,チャーシュー。
水菜が載る佐野ラーメンはあまり多くないかもしれない。
ナルトのピンクが緑によく映え,ビジュアル的効果も大きい。
チャーシューは厚みのあるバラが2枚。
程よく軟らかで,適度に脂身が入るのも好み。
この価格で2枚載るのは嬉しいが,流石にこの日は12枚め,もういいかなと言う感じ。
もも○さんはやっぱりすごいな。
麺量は180gはあっただろう。

しっかりした噛み応えの麺にすっきりとしたスープ。
彩りも鮮やかな,田村屋系佐野ラーメンの塩。
説明もなくかなり待たされた違和感も食後にはどこかに吹っ飛んだ。
やっぱりこの系列の佐野ラーメンは好きだな。
佐野ラーメンをもっと探究したい思いが湧いて止まない。




蛇足;
昨夜の「嵐にしやがれ」では,「大和」さんが紹介され店主ご夫妻が出演していた。
しばらくマイベスト佐野ラーメンだった店。
ナイスチョイス!
ちなみに茨城のご当地,スタミナ冷やしも登場。
茨城スタミナ本家の「松五郎」さん,客の写真撮影は禁止でも,マスコミ取材は平気で受けるのは不思議だ。

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「しおチャーシューメン」@佐野ラーメン いってつの写真佐野の課題店連食

長年の課題店でいただいた後,車なら1分,300mほどのところにあるこちらへ。
比較的新しい建物で清潔感がある。
ここも普段の休日は行列ができるようだが,前店同様すんありと入店できた。
後会計式。
カウンターに通され,卓上のメニューを眺めると,しょうゆの他に,同額で塩も出ている。
なら塩でしょ,と言うことで標記メニューを注文。
価格は870円。
デフォの「しおラーメン」は650円なので,チャーシューは+220円かな。
何て思っていると,信じられないほどすぐ提供。
入店から3分というのはすご過ぎだ。
それにしても,+220円にしてはチャーシューが少ない?と思ったら,重なっているだけで下からぞろぞろ,計5枚出てきた。
前店よりもチャーシューに厚みがあるので,結果的にこちらの方がボリュームがあった。

麺は青竹手打ちの太~細ストレート。
ミシッと小麦が詰まったような麺で,前店のような気泡を含んだピロピロタイプとは一線を画す。
こちらを調べてみると,ご店主は,実家の蕎麦屋さんを継いだ時にラーメン屋さんに転じたらしく,修業先は不明だが,田村屋さん系の麺に近い感じだ。
麺にしっかりとした歯応えを求める方はこのタイプの方が好きだろう。
スープは白身魚のような香りがフッとするまろやかな塩。
動物系の旨味が主体なのは佐野ラーメンらしいが,「甘み」とも取れる味わいは,佐野の他店とはちょっと違うかな。
これもまた佐野。
いろいろあるのが面白い。
白胡麻が振られているが,胡麻と塩の組み合わせは,下手するとチープな印象を持ってしまうかも。
好きなんだけどね。
具は,ねぎ,メンマ,アオサ,ナルト,チャーシュー。
アオサを混ぜ込んで食べてみると,いい磯の香りが口中に広がる。
磯薫る佐野ラーメンはあまりないんじゃないかな。
前述したが,チャーシューは計5枚。
厚みのあるバラロールで程よく軟らかく,メチャ美味い。
適度に油が抜けていてしつこ過ぎないのもいい。
麺量は体感180gぐらい。
けっこうあった印象だ。

噛み応えのある麺が特徴,磯薫る塩。
「似たり寄ったり佐野ラーメン」と言う方もいるようだが,こうして回ってみると,店によってかなり違う。
ますます佐野にハマってしまうなぁ。

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「チャーシュウラーメン」@万里の写真佐野の名店

台風19号で佐野市内を流れる秋山川が氾濫し,市の一部は大変なことになっているようだが,どうしても最近の佐野ラーメン愛が止まらない。
秋山川の西岸が浸水しているようなので,(東側の店なら大丈夫なのでは?)と,不謹慎かとも思ったが,出かけてみることにした。
途中渡った小貝川や鬼怒川も増水していて危ない気はしたのだが,何とか今回は持ちこたえたようだ。
ところが,県境に近付くと低地の道路は冠水しており,通行止めだらけ。
報道されてないが,用水路や小さな川の氾濫はかなりあったようだ。
結局国道50号線まで出て,佐野に到着。
着いてみると,アウトレットモールを始め,市内の商業施設は問題なく営業している。
ちょっとホッとし,まず目指したのは,いつも駐車場がいっぱいなのでスルーしていた佐野の超有名店であるこちら。

開店時間を過ぎていたが,駐車場は6割程度の入り。
入店すると,カウンターはけっこう空いている。
やはり観光客が少ないからだろう。
後会計式。
メニュー表はなく,カウンター上に下がっているメニュー札と写真のパウチを見るしかない。
基本は「手打ちラーメン」1本であとはトッピング違いなのだが,「梅ラーメン」とか変わり種もあり,「カレーラーメン」もあった。
カレーにも惹かれたが,基本の味わいを堪能できる標記メニューを注文。
店舗データよりほとんどのメニューが40円値上がりしていたので修正しておいた。
「チャーシュウラーメン(パウチの方には“チャーシューラーメン”と表記されていたが,札に書かれていたこの名称の方が味があると思って)」は840円である。
5~6人のスタッフがいるので提供はスムーズ。
注文から5分ほどで提供されたのは,バラチャーシューが敷き詰められ,中央にねぎが盛られた一杯。

麺は,自家製青竹手打ちの平打ち中むと微ウェーブ。
多少不揃いではあるが,極細の部分はなく,茹で具合はほぼ均一。
佐野の手打ち麺独特の気泡を含んだ多加水麺で,もちピロムニュっとした食感がたまらない。
低めの採点の過去レポは麺に対する不満が書かれているが,いつものように混んでなかったせいか,茹で具合はほぼ完璧。
この麺がダメなら佐野に来なきゃいい。
スープは薄い醤油色の淡麗系。
豚メインで鶏も使っているかなと思われる動物出汁中心で,化調が程度にサポートしている感じ。
うーーん,このスープも好きだなあ。
流石人気店。
具は,メンマ,ねぎ,チャーシュー。
チャーシューは豚バラの煮豚で口に入れると崩れるやわらかさ。
美味しいのだが,最近の人気店に比べると薄めで捻りのないオーソドックスなもの。
それでも5枚載っているので,まあまあかな。
麺量は160gほどだと思う。

いつも車があふれているし,道の駅等のお土産コーナーには必ず商品が並んでいる超有名店だが,RDBの平均点は73点台と低め。
実際はどんなものだろうと,ずっと思っていたのだが,こうしていただいてみると麺もスープも間違いなく美味しい。
この日は空いていたが,混んでいる時に食べると,混み具合と味わいにギャップを感じるのかもしれない。
ハードルを上げすぎなければ,十分すぎるほど満足できる店だと思う。
機会があったら再訪し,佐野では珍しい「カレーラーメン」もいただいてみたい。

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「地鶏の塩らーめん【特級鶏蕎麦龍介(茨城)×千茶屋(群馬)】」@つくばラーメンフェスタ2019の写真今日20:00までなので連続アゲ

1杯目に並んでいる時,隣のブースで準備していた龍介さんのご店主と目が合ってしまったので,ここに並び直し。
この時点でも一番人気かな。
並び始めから提供まで70分かかった。
周年限定を除き,龍介さんでこんなに並んで待ったことはないので,心理的には微妙。
こちらも850円である。

麺は龍介製の低加水中細ストレート。
1軒めよりやや平打ち気味で太く噛み応えがある。
催事でも,間違いない仕上がりは流石。
鶏油が多めに浮かぶ塩スープも間違いない出来。
鹿児島産「黒さつま鶏」と,熊本産「天草大王」を使ったスープは,塩角なくまろやかかつ力強い。
予想の範囲ではあるが,美味しいね。
具は,青ねぎ,白ねぎ,メンマ,鶏チャーシュー。
2種のねぎの切り方が全く違うところは拘りを感じる。
黒っぽいメンマは塩気が適度で臭みなく美味しい。
鶏ムネの低温調理チャーシューは,店舗なら「火が入り過ぎ」と言うところだが,催事なので,このくらい火が入ってないとかえって怖い。
それでもパサつきなく美味しいので,催事ではベストかな。
麺量は120gほどだと思う。

間違いない味わいの地鶏塩。
「究極の…」と言っても,提供する環境が究極ではないので,その辺は残念ながら表現しきれないのは致し方のないところ。
どちらかと言うと千茶屋さんより龍介さんの傾向が強いが,実店舗の方が家から近く,塩清湯を限定で出していれば,もっと安く待たずにいただけるので,採点はこれくらいで。
当初は19:00までの予定だったのを,1日限りになってしまったので20:00まで延長しての営業。
1日長いだろうが,頑張ってほしい。


蛇足;
運営さん,今年に限って何で飲食ブースにテントを張らなかったのだろう。
雨模様なのは天気予報で分かっていただろうに。
これをいただいた時は雨が強まってきていたので,濡れたテーブル,濡れた椅子で傘を差して皆食べていた。

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「極み海老だし醤油ラーメン+味玉【麺や厨(静岡)】」@つくばラーメンフェスタ2019の写真台風によって1日だけの縮小営業,つくばラーフェス
ペースダウン中だが,今日のみのイベントなので,緊急レポ。

気合い入れてた店も多いだろうに,お気の毒なので来てみた。
まず狙うは静岡の有名店,「麺や厨」さん。
伊勢海老×オマール海老と醤油との組み合わせってどんなものか気になった。
価格は全て850円。
ビジュアルを少しでも賑やかにと味玉もトッピング。
計950円也。
セカンド仕込みの寸胴にはマジでオマール海老が浮いていて,一生懸命潰して少しでも出汁を出そうとしている。
間もなく発泡スチロールの器で提供されたのは,九条ねぎの緑が醤油スープに映える一杯。

麺は低加水の細ストレート。
どこの麺だろう。
こんな時,つくば製麺が暗躍するので現地調達かな?
催事でも茹で具合はやや固めでジャスト。
清湯系にはよく合う麺だ。
麺をすすった途端,上品かつ濃厚な海老の香りと旨味が鼻腔を抜ける。
おっと,予想以上に美味い。
伊勢海老にしてもオマールにしても,とにかく高級海老。
その旨味と香りがしっかりと伝わり,こだわり醤油ダレと醸し出すハーモニーが素晴らしい。
御殿場の老舗の天然醸造醤油を使用しているそうだが,初めからその醤油をスープに入れて味を仕上げているようだ。
海老と醤油ってあまり経験がないが,合うんだね。
具は,九条ねぎ,穂先メンマ,海老団子,味玉,チャーシュー。
九条ねぎは海老油の強さを緩和し,いい仕事をしている。
穂先メンマは元がしっかりしてる高級品を使っていたが,水煮の香りがそのままなのはちょっと残念。催事じゃ仕方ないか。
海老団子はふんわりやわらか。
魚のすり身も使っているのかな?海老の味わいは控え気味だ。
チャーシューは肩ロースではなくてロース。
これがまた上手に調理されていて,味付けもジャストだしやわらかジューシー。
催事でこの出来は素晴らしい。
麺量は130gほどだろう。

高級海老と拘り醤油の組み合わせが織り成す絶品海老醤油。
チャーシューも素晴らしい。
いやはやこれは恐れ入った。
催事だからある程度の価格はしょうがないと思い,標記のの採点。
店舗で同じくらいの価格で出てきたら90点近く付けると思う。
いつか実店舗にも行ってみたい。

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「ちゃーしゅーめん(煮豚)+吊るし焼1枚+餃子3個」@一乃胡の写真移転した名店
(現在,この店の近くを流れる秋山川氾濫の映像が流れている状態,複雑な気分だ)

臨休で逃したのが残念で,翌日すぐに来た。
前日の空っぽの駐車場が頭のどこかにあり,これぐらいでいいだろうと開店20分前に到着したのだが,もう駐車場はほぼ埋まり,入り口付近には人だかりが……。
ウェイティングボードには,既に12〜13組の名前が書かれている。
ザッと見て40番めというところだろう。
甘かった。
店は新築らしい和モダンな一戸建て。
儲かってますな。

ほぼ時間通りに開店。
大箱なのでそれほど待たないのかと思ったが,1順めが入った後はかなり待たされ,名が呼ばれたのは開店から40分後だった。
メニューは,「らーめん」と「ごまらーめん」,それらにラー油の入った辛い版の計4種が基本。
移転前にいただいた「ごまらーめん」は面白かったのだが,基本メニューがメチャ美味しいとのレポを見ての再訪なので,チャーシューを増すことにする。
「ちゃーしゅーめん」には「煮豚」と「吊るし焼き」があり,前者は780円,後者は900円とかなり差がある。
吊るし焼きチャーシューは1枚100円で増せるので,両方味わうために煮豚ちゃーしゅーめんにトッピングすることにした。
この後の店は考えずに餃子3個も注文。
780円+100円+300円,計1180円也。
注文から約15分後,提供されたのは,水面を埋め尽くすチャーシューがド迫力の一杯と,いかにも皮が分厚くでかい3個の餃子。
これの5個は一人じゃ持て余すだろう。
流石Aチャン。

麺は自家製だという中加水平打ち太縮れ。
「青竹手打ち」を謳ってないので,製麺機で作った麺を手もみしたものと思われる。
青竹手打ちのいわゆる「佐野ラーメン」の麺とはちょっと違うのだが,つるもち食感と確かな噛み応えは秀逸。
変なこだわりがなければ,一般的にはこの麺の方が好きだという方が多いだろう。
何だか会津麺を思い出した。
スープはいかにも「おぐら屋」さん系らしい,醤油は香りづけ程度の澄んだ塩のような淡麗系。
鶏ガラと野菜を濁らないようにじっくりと弱火で煮込んだものらしいとが,間違いない美味さ。
塩好きのハートにもズキュンと響く。
麺もスープも申し分ない。
具は,ねぎ,メンマ,カイワレ,チャーシュー。
チャーシューの量に圧倒されるが,ねぎもメンマも多め。
カイワレの飾りつけは,佐野ラーメンでは珍しい。
チャーシューは煮豚2種,吊るし焼き1種の計3種。
煮豚は肩ロースが2枚,バラロールが2枚。
「柔らかく口の中でとろける」と,パンフレットには書かれているが,とろけるはちょっと大げさ。
しかし,確かにやわらかくジューシーでメチャクチャ美味い。
厚みがあり適度な噛み応えが残っているのが逆にたまらない。
特にバラロールの片方が端豚で,二郎系かと思うような大きな塊。
メチャ嬉しい。
吊るし焼きは肩ロース。
こちらは煮豚よりも身が締まっていて香ばしい。
3種楽しむのはいいが,もっと美味しい吊るし焼きを知る身からすれば,煮豚だけで十分かな。
とにかく,計5枚の絶品チャーシュー。
肉好きの満足度はビンビン跳ね上がる。
麺量は180gほどだと思う。

餃子は,これまた自家製だと思われるもちもちした皮が秀逸。
焼いた部分はカリッとしているのがたまらない。
餡もぎっしり詰まっていて,前日の4個300円の餃子もリーズナブルだと思ったが,同価格でこの3個の方がボリュームも味わいもはるかに上。
佐野ラーメンの店は餃子を置いている店が多いが,この店は特にお勧めだと思う。
お一人様ラーメンのサイドメニューとしては,3個が限界,5個は危険だ。

青竹手打ちじゃなければ佐野ラーメンじゃない……などと変にごねなければ,麺もスープもチャーシューも非の打ちどころのない,肉好きには悶絶ものの至高の一杯。
出身店の「おぐら屋」さんもおそらく手打ちじゃないしね。
麺家 ゐをり」さんでいただいた塩も「ネオ佐野」だと思ったが,この店の一杯は,より伝統的な佐野ラーメンの良さを残しながらも「進化版」というイメージ。
とにかく美味しかったので,佐野市の佐野ラーメン過去最高点を謹んで献上する。



蛇足;
元この店があった辺りは秋山川が氾濫し,すごいことになっているようだ。
佐野の数多くの店の中には被害に遭っている店も多いだろう。
一日も早く復旧することを願っている。

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「らーめん+餃子」@佐野らーめん 417の写真佐野のちょっと気になる店名の店

老舗の完璧と言っていいチャーシューメンをいただいた後は,最近移転した某店に行くも,まさかの臨休……。
ならばと,3店めとして考えていたこちらに来てみた。

「佐野ラーメン」と言うと和風な店舗のような印象があるが,この店は川沿いにある喫茶店のような外観。
黒い外壁に「佐野らーめん 417」と,筆文字の白いロゴが貼りつけてあるのがかっこいい。
入店すると,エントランスには,おそらく看板に使ったであろう「417」の筆文字が,額に入れて飾られている。
佐野出身の女流書道家,「さおり」さんと言う方の字で,「青竹」を表現していると説明書きがあった。
さらに入ると数々の鉄道グッズがお出迎え。
店主さんはどうやら「鉄ヲタ」らしい。
店内は外観と同じく喫茶店のような作りなのだが,あちこちに駅名等が書かれたブリキの看板が張り付いている。
客は7割りほどの入り。
カウンターが空いていたので,「銀河鉄道999」の見事な模型が置かれている席に座る。
後会計式。
麺メニューは「らーめん」と「ちゃーしゅーめん」,それぞれの大盛のみと潔い。
基本の「らーめん」に,「おいしいよ」と書かれている餃子を付けることにした。
10月に入っていたが,増税後も値上げなし。
600円+300円,計900円と,リーズナブルな店が多い佐野の中でもかなり安い部類だ。
注文から5〜6分で提供されたのは,いかにもピロピロしてそうな麺がのぞいたかなりシンプルな醤油らーめん。
餃子は大きめなのが4つ。
4つって珍しいのでは?
店名にも4を使っているので,4という数字に対するネガティブイメージはないようだ。

麺は自家製青竹手打ちの中細縮れ。
多加水で気泡を含んだもちピロ食感は,佐野らーめんに多くの方がもつイメージ通り。
やややわらかな茹で具合で,麺が細めなのもあり,後半はかなりダレた。
スープはこれまた多くの方がもっているイメージ通りの,ガラ出汁+化調と思われる淡麗系醤油味。
カエシの主張は,おぐら屋さん系や田村屋さん系などの人気店よりも強め。
どこ出身か全く見当がつかなかったが,それもそのはず,ネットをよく検索すると独学らしい。
鉄道ヲタ,佐野ラーメン好きのご店主が,昔ながらのホッとする味わいの佐野ラーメンを出す店にしようとこだわった結果のようだ。
オーソドックスな醤油ラーメンが好きな方には響くだろう。
具は,ねぎ,メンマ,チャーシュー。
やや雑然とした盛り付けなので,もう少し丁寧だと印象がいいのではないだろうか。
チャーシューは肩ロースの煮豚で,赤身主体にもかかわらず,崩れるようにとてもやわらかい。
小さめに見えるかもしれないが,1cm以上の厚みがあるので食べ応え十分。
ちょっとしょっぱめなのが惜しい。
半分の厚さに切って並べた方が,水面が埋まって見栄えもいいし,塩気もスープに逃げるのではないだろうか。
麺量は150gほどだろう。
かなり大きな餃子は皮薄め,具は野菜が多い。
これもまずまず。

青竹手打ちのピロピロ麺使用,かなりオーソドックスな味わいの醤油ラーメン。
あまり好みではないタイプなのだが,増税後も600円で収める心意気と,マニアックかつオシャレで清潔な店で佐野ラーメンを味わえる価値を考え,大台に乗せておく。

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「チャーシューメン」@叶屋の写真数々の名店のルーツと言われる佐野の老舗

RDB佐野ランキング上位店は田村屋さん系が多い。
1位の日向屋さん,4位のようすけさん,5位の田村屋さん,14位の押山さん,そして,今年7月の開店にも関わらず,名店をぶち抜き,16位まで上がってきた大山さん。
朝日が昇る屋さんや,おお竹さんなど他にも名店があるが,皆「一麺一心」という文字を看板に掲げ田村屋系とも呼ばれている。
今や佐野ラーメンの一大勢力であるその田村屋さんは,2005年創業と,それほど歴史は古くない。
その田村屋さんの師匠筋に当たるのはどこか……ネットで調べてみたが,なかなか出てこない。
田村屋さんの過去レポを眺めていると,栃木の有名ブロガーさんのレポに「叶屋系」という記述を発見した。
2014年に惜しまれながら閉店した,現在の佐野ラーメン人気を牽引してきた行列店,「とかの」さんの御兄弟が営む姉妹店で,「とかの」さんの方が有名になってしまったが,こちらの創業の方が先で,1954年らしい。
これは行ってみねばなるまい。

店舗情報には「佐野屈指の行列店」と書かれているので,覚悟して行ったのだが,駅近く,オレンジ色の独特の店に到着すると,店前の駐車場は空っぽ。
まさか臨休?と焦ったが,暖簾は出てるし,営業中と書かれた黒板が出ている。
入店すると,まさかのノーゲスト。
休日昼の13:00なのに?信じられない。
女将さんらしい女性と若い方2名がお出迎え。
客が来たので奥から職人気質っぽいご店主が登場する。
後会計式。
メニューは,基本の「手打ちラーメン」の他に,それをベースにした「わかめラーメン」,「にんにくラーメン」,「ワンタンメン」等々。
先レポのチャーシューが美味しそうだったので,「チャーシューメン」を注文。
最近全ての麺メニューが50円値上げしたようで850円。
それでもデフォメニューは650円と,数多い佐野ラーメンの中でもかなりお値打ちな方だ。
注文から5分で提供されたのは,花びらのように美しく広げられたバラロールチャーシューが美しい一杯。

麺は自家製青竹手打ちの中太ストレート。
先レポには「太さが不ぞろい」との表記もあるが,この一杯に限っては,太さはほぼ均一。
青竹手打ち麺の魅力,気泡をわずかに含んだつるもち食感はそのままに,茹でムラができず,全ての麺にしっかりした腰がある理想的な仕上がり。
まずこの優れた麺打ちの技能に唸る。
スープは,わずかに醤油色が付いた淡麗系。
いやぁ,このスープも美味いね。
鶏や豚の動物出汁メインに昆布やらの和出汁,化調も補足しているだろう。
牛スジを加えているらしい田村屋さんのような新しさやインパクトはないのだが,これぞ淡麗系の極みと言っていいほどしみじみと美味い。
ほぼ塩のようで,微かに醤油が香るチューニングも大好きだ。
具は,ねぎ,メンマ,ナルト,チャーシュー。
丁寧に重ね広げたチャーシューの中央にメンマを置き,その脇にやや多めのねぎ,縁にナルトを置く盛り付けセンスも素晴らしい。
チャーシューは,程よい厚みがあるバラロールで,噛み応えを残しながらもやわらか。
味付けも完璧では?
バラロール煮豚の最高峰レベルだと思う。
佐野1位の店のバラロールに決して負けてないだろう。
しかも入店して5分でこれがいただけるのだ。
佐野の行列店は休日なら1時間待ちはまだいい方なのを考えれば,奇跡的だ。
麺量は180gほどだと思う。
もちろん完食完飲。

佐野市の佐野ラーメンを出す店は16店めだが,その都度マイベストの店が変わってきた。
長いこと田村屋さんだったが,大和さんになり,最近いただいた森田屋東店さんがそれを更新したと思っていたが,並びなくいただけることを考えると,ここも同格かな。
と言うことで,森田屋東店さんと同点で。
ここまでの平均点は77点だが,先レポで低採点なのは,もっと混んでいたころの接客に対する不満が反映されたものだ。
味は間違いなし。
接客も,ご店主は淡々とラーメンを作るだけで声掛けはなく,フロアの方もさりげない対応だが,そこがまたさっぱりしていて個人的には居心地がいい。
私がいるうちに後客は1組のみという空き様。
駐車場が多くないので混み始めたらとんでもないことになりそうだが,待ちの短さを考えれば,今のところ超々オススメ店だ。
となると,人気を博した「とかの」さんにも行ってみたかった。
そのころはあまり佐野に目が向いてなかったのが悔やまれる。

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「塩ラーメン」@コイキヤホンポの写真小山の課題店

杯数減らしている影響か,佐野で2杯いただいたらけっこう腹パンになってしまったので,3軒めは諦めて帰路に付く。
ところが運転しているうちに空きスペースができてきた感覚があったので,帰り際に小山の課題店に寄ってみることにした。

店はゴルフ場やら工場やらが近くにある比較的寂しい場所の一軒家。
入店すると,やたらと一生懸命な感じの女性店員がお出迎え。
店内は満席だったので,車のナンバーを聞かれ,空いたら迎えに来てくれるとのこと。
すぐ空くだろうと店外をぶらぶら。
10分ほどで1組の客が出てきて,女性店員に呼ばれて入店。
「小粋」と言う名の店。
外観はターコイズブルーでなかなか「小粋」な感じがしなくもないが,実際常連さんが一人で飲んでたり家族連れがいたりと,店内はけっこう庶民的で落ち着く感じだ。
男性ご店主と女性店員の2人体制だが,会話を聞いてみるとご夫婦ではないようだ。
ご店主らしい男性は「小粋」と言うより癖強めかな?(笑)
後会計式。
メニューはスープの白い「白ラーメン」と,醤油色したスープの「小粋しょうゆ」の2枚看板なのだが,塩も味噌もつけ麺もある。
「白ラーメン」も塩味のようだが,ニンニクが効いているようなので,まだレビューのない標記メニューを選択。
「白」と同額の780円である。
(この日はまだ9月だったので,現在の価格は不明)
注文から10分ほどで提供されたのは,手もみの縮れた太麺と澄んだスープが印象的な,ナルトがなぜか2枚載った一杯。

麺は手もみと思われる平打ち中太縮れ。
つるっとした麺肌と強めの腰が印象的な,佐野ラーメンに通ずるところもある麺だ。
先レポには新潟の製麺所「めんつう」製だとあるが真偽は定かでない。
その麺に合わせるスープは,とてもクリアに澄み切った塩清湯。
浮いた鶏油も美しい。
太めの麺に合うように塩分濃度はやや強めで,塩角を意図的に立てたチューニング。
鶏メインと思われる動物系に和出汁だろうか。
このスープ,なかなかなものだ。
具は,ねぎ,メンマ,ナルト,半玉,チャーシュー。
ねぎは少量をパラつかせる感じだが,もう少し多くてもいいかな。
メンマは平べったく短い形状でアベレージ。
ナルトはなぜか2枚.
沈みかけていたので引き上げて並べ写真を撮った。
半玉の黄身はほぼ固まりかけている。
半熟じゃないのは今時の店では珍しい。
チャーシューは厚みのあるバラロール。
軟らかく煮込まれているが少ししょっぱめだったかな。
麺量は150gほどだろう。

クリアなスープと腰のある手もみ麺が印象的な塩清湯。
ご当地系と今風のハイブリッドという感じだろうか。
アットホームな雰囲気なので,近くだったらよく通いそうだ。
何となく写真が映えないような気がして回避した「白」も,機会があったらいただいてみたい。



蛇足;
栃木県はようやく80レビューめ。
まだまだ先は長い。
行っているのにRDB参加前なのでレビューのない店が15ほどあるのだが……。

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