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RAMENOID

ラーメノイドと読みます。ボーカロイドのイメージです。オイドンではありません(笑)

平均点 82.817点
最終レビュー日 2019年6月25日
1,964 1,450 0 31,683
レビュー 店舗 スキ いいね

「塩つけ麺(中盛260g)+生ビール」@つけ麺 たつ屋の写真久里浜の課題店

流石に短時間の3連食は効いたので,ちょっとインターバルを取るために大きく移動。
目指すは,Aチャンさんのレポで気になっていたこちら。
何でも,TRY新人賞つけ麺部門第5位獲得とのこと。

さて,どうやって行ったものか。
グーグルさんによると,最寄りの京急北久里浜駅から1.5㎞だが,JR乗り降り自由切符で来ているので腹ごなしも含め,JR久里浜駅から歩くことにする。
横浜線,横須賀線,久里浜線と乗り継ぎ,ちょっと寂しげな久里浜駅に到着。
平坦な道なのだが,約3㎞はけっこう大変なので,丁度よく腹が減ってきた。
腹ごなし完了。

着いたのは,入り口に大きな鮪のオブジェがある,市場の一角のような店舗。
木桶に入った高級そうな写真を拝見していたので,もう少し高級な感じの店なのかと思った。
店内も,カウンターとテーブル,小上がりがある庶民的な作り。
思ったよりもずっとお若い今風の店主と,助手,女性店員の計3名での営業だ。
券売機を眺めると,麺メニューは,「つけ麺」,「塩つけ麺」,「塩そば」,「濃厚中華そば」,「しょうゆラーメン」,「豚骨ラーメン」とかなり豊富で,狙いを定めてこないと迷いそう。
「ドリンクバー」のボタンもあり,こだわりの店ではなくファミリー大歓迎的なコンセプトのようだ。
新人賞取ったつけ麺は醤油なのだと思うが,塩派なので塩つけを選択し,プッシュ。
日差し強めの中3㎞歩き,喉が渇いたので,この日初の「生」も。
880円+500円,計1380円也。
券を渡すと「中盛まで同額ですが」というお姉さんのアナウンス。
インターバルで余裕ができたので,二つ返事でお願いする。
間もなく提供されたのは,凍ったジョッキに注がれたキンキンに冷えた生。
ジョッキに書かれた銘柄はモルツ。
うーーん,生き返るね。
追って提供されたのは,桶に入った麺線が整えられた麺と,茶褐色の澄んだつけ汁,そして具の載った皿。

麺は,中加水の中太微ウェーブ。
くっつき防止程度に貼られているのはさらっとした昆布水。
つるつるもちもちで,塩さえあればこのまま最後までいけそう。
麺箱には「麻生製麺」の文字が。
確か鴨居の「藤花」さんもこの製麺所の麺を使っていて美味しかった記憶。
平塚の製麺所だが,美味しい麺を作るね。
次につけ汁に浸けてすすってみる。
つけ汁のベースは鶏だろうか。
しかし,それを上回る圧倒的な鮪の旨味がガツンガツンと来る。
もちろん煮干しとは全く違う風味。
鰹にも似ているのだが,あの独特な香りはなく,もっと骨太。
塩清湯なのに茶褐色なのは,鮪節を大量に使っている証拠だろう。
これは美味い。
具は,つけ汁中には,ねぎ,万能ねぎのみ。
別皿に焼いた姫竹,大葉,練り梅,針生姜,レアチャーシュー。
姫竹は焼かれているので香ばしく,サクッと軟らかい。
大葉や針生姜の和の香りも,このつけ麺にぴったり。
練り梅は鮪節が練り込まれているのか,酸味はまろやかで旨味が強い。
麺に載せ,つけ汁に浸けていただくと,実に爽やか。
チャーシューは縁に焼き目が入っているのでローストポークだろう。
ブラペが振られていてこのままでも美味しいのだが,さっとつけ汁にくぐらせていただくことにする。
もう1杯生を頼もうとも思ったが自粛。
麺量は中盛で260g。
細めの麺なので丁度いい。
桶の昆布水をつけ汁に注いだが,それでもしょっぱい。
割りスープを聞いてみると,「柚子は大丈夫ですか?」と聞かれた。
昆布水つけ麺の場合,割スープが想定されてない店もあるが,こちらは最初からその体制のようだ。
熱々になって戻ってきたつけ汁には,けっこう多めの細切り柚子が浮いている。
嫌いじゃないのだが,噛むと流石に苦いので,もう少し控えめでもいいかな。

マグロの旨味全開,麺も具も上質な,昆布水タイプの淡麗魚介塩つけ麺。
これは美味いわ。
もっと高級感のある店なら,1200円と言われても納得しそうだ。
どんな経緯をただ折ってきたのだろう。
ご店主と少し話してみたいと思っていたが,そんな雰囲気じゃなかったのでさらっと退散。
簡単に来られる場所ではないが,機会があれば再訪してみたい。



蛇足;
帰りは北久里浜駅まで歩いた。
1.5kmと距離は半分だが,線路を2つ越えるのに歩道橋の登り降りが2回。
線路を越える歩道橋は高いんだよね。
同じくらいしんどかった。

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「ワンタンメン」@味の大西 本店の写真大人の遠足(神奈川)13

JRお得切符でのチョイ旅。
超有名店で懐石料理のような高級感のある一杯をいただいた後は,再び小田原系をいただくべく,歩いてこちらへ。
小田原系ラーメン……ウィキペディアには,「1930年頃に登場した神奈川県湯河原町発祥の豚骨醤油ベースで平打ち縮れ麺を特徴とするラーメン店群である。ラーメン店『味の大西』を源流とする。」とある。
そう,「小田原」と言いながら,湯河原にあるこの店が原点なのだ。

駅近くの大通り沿い,待ちに溶け込むようにさりげなくその店はあった。
鉄筋造りの大箱。
1930年代と言うと80年以上前と言うことになるが,そこまで古くは感じない。
ガランと大きな店舗に先客は1~2組。
ピーク時はもっと入るのかもしれないが,15:00を回っていたからね。
入り口に近いテーブル席の一つに通される。
後会計式。
メニューを眺めると,ラーメンの他に,カツ丼やら中華丼やらもある。
これまで行った2店と比べたいのもあり,標記メニューを注文。
900円と,先に行った2店と同価格。
注文から約10分,2代目と思われるご店主が調理された一杯が提供されるが,ここの盛りは断トツ。
ねぎの量がすごいね。

麺は多加水気味の平打ち中細微ウェーブ。
「いしとみ」さんよりも細かった「しら鳥」さんよりも,さらにここの方が細いかな。
ピロつるとした食感は嫌いじゃない。
スープは意外なほど美味しい。
評価も前2店ほどではないし,「元祖」と言われる店は,そこから発展した人気店よりもレベルが落ちることが多いので,実はそれほど期待してなかった。
いやいや,申し訳ない。
流石元祖,前2店に全く引けを取らない美味しさだ。
この日の1店めで浮かんだ思いが再び……やっぱり小田原系好きだなあ。
具は,海苔,もやし,青ねぎ,メンマ,チャーシュー,ワンタン。
もやしの量も前述2店よりも多いのだが,ねぎの量は圧倒的。
チャーシューは,ここはバラを使用。
赤身はそれほど軟らかくないのだが,脂身が適度に入っているので気にならない。
あまり大きくはないのだが,厚みがあるのが2枚。
バラ好きなので,こっちの方がいいな。
ワンタンは,包み方はちょっと違うが,「いしとみ」さんと同じく餃子の具。
餃子の具の入ったワンタンをいただくのは生涯2度めだが,これも美味しいね。
ぎっしりと餡が詰まったのが4つだったと思う。
麺量もここが断トツに多く,少なくとも200gはあった。
ワンタンの具の量も多いし,その他の野菜も多いので,二郎系をいただくようなボリューム感。
直前2回の遠征では5杯ずついただいているのだが,この日はこの3杯めが完飲できなかった。
スープを少し残してフィニッシュ。

麺が少し細くて頼りないことを除けば,小田原ランキング1位,2位の店に全く遜色ない味わい。
しかも,同価格でも物量はここがダントツに多い。
「味の大西」さんは,ここ本店以外にも,高麗店や小田原店など数店あり,多店舗展開していて味的に劣るのではないかと思っていたが,全くそんなことはなかった。
謹んで標記の採点を付けさせていただく。

ここでふと思う。
このラーメンを食べて育った地元の方は,整理券をゲットしないと食べられない,あの店のことをどう思っているのだろうか。
(確かに美味しいけど,あんなに並んで1000円超えるラーメン食べるなら、ここで俺はいいや。美味しいし腹一杯になるし,こっちの味の方が好きだ。)
そう思い,連日多方面から訪れる客を冷ややかな目で見ていたりするのではないだろうか。
私が地元民ならそう思うかもしれない。

それはともかく,また機会があったらこの地を訪れ,他店でも小田原系ラーメンをいただいてみたい。
あの店のメニューリニューアル後かな。

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「塩つけ麺+わんたん」@らぁ麺屋 飯田商店の写真大人の遠足(神奈川)12

JRお得切符でのチョイ旅。
まあ,ここはいつかは来なくてはと思っていた。
理由① 6年前に来ているのだが,RDBに参加する前なのでレポがない。
理由② その時は「醤油らぁ麺」をいただいたので,つけ麺も食べてみたい。
理由③ 店が改装されたそうなので,どのように変わったか見てみたいし,今や有名人のご店主の御尊顔も拝したい。
と言ってもハードルが高い。
6年前と違って,今は基本整理券制。
連日流れるツイッター情報では,7時台に100枚を超え,10時頃その日の整理券配布終了。
湯河原に10時ごろまでに行くには,特急でも使わなければ,始発で出なければならない。
ところが,毎日のようにツイッター情報を見ていると,整理券が予定数に達せず,整理券なしでの入場が可になる日があるのが分かる。
それはほとんど平日なのだが,比較的土曜日は確率が高い。
前回はそれを狙ったのだが,時間を読み間違えてアウト。
今回はミスらないように早めに行くことにした。
思った通り,この日は予定数まで達しなかったようで,「整理券をお持ちでないお客様のご案内は、14時45分ころとなる予定です。」とのアナウンス。

前置きが長くなった。
富水で小田原系の美味しい醤油をいただいた後は,東海道線に戻り,湯河原へ移動。
店まで来たばかりなので,道は記憶している。
予告時の1時間前に到着すると,整理券を持つ方たちが,和服のお姉さんの指示で並んだり食券を買ったり大盛況。
お姉さんをつかまえて,整理券がないがもう待っていていいのか聞くと,道路の反対側のコーンのところから並ぶように指示される。
整理券なしのポールゲット(笑)

のんびり整理券ゲット客をウォッチしながら待つ。
家族連れ,カップル,団体……シングルラヲタも混じっているのかもしれないが,大半は噂を聞いて,テーマパークのアトラクション気分で来ているように見える。
土曜より日曜の方が整理券がよく捌けるのは,温泉&ここのラーメン狙いで来る客が,土曜は泊まり,日曜朝早くから整理券を取りに来るのではないかと想像。
整理券なしの客もぼちぼち集まり始め,20名を越えたころ,整理券をもつ客がほとんど捌け,整理券なしの私たちの番になった。
待機場所の椅子に案内されたのが,予告時刻の20分前,券を買うように促されたのが,7~8分前。
参考になれば。

券売機に向かう。
今は塩も出ているんだね。
しかし,狙いはつけ麺。
おっと塩つけもあるんだね。
ならばと迷わずプッシュ。
1200円とお高いが,この店なら後悔はないはず。
汁そばの方はやたらとワンタン推しなので,ワンタンも付けてみることにする。
こちらは250円,1200円+250円,計1450円也。

ほぼ,予告時間に呼ばれてカウンターに通される。
外装は改装前の「食堂」そのまんまで,トタンが錆びたりしているのだが,店内は以前と違って奥行きがあり,高級和食店のような趣。
カウンターには白木のお盆と箸,レンゲがセットされている。
案内されたのは,ご店主の真ん前。
今やメディアへの露出度の高い有名人だもんね。
若手にやや厳しめの指導が飛んだりするのも趣がある。
間もなく提供されたのは,薬味の器,追って麺,つけ汁,ワンタン。
いや,ビジュアルの美しさだけでもうやられるね。
ワンタンは左が鶏で右が豚とか。

麺は自家製の細ストレート。
全粒粉入りで,茶色っぽい。
いただこうと麺をリフトすると,どろっと昆布水が絡んでくる。
このメニューのリスペクトメニューはかなりいただいているのだが,本家の昆布水はやや粘度高めなんだね。
まず数本をすすってみる。
昆布水をまとってぬるっするっと入り,噛みしめると小麦の旨味が湧き立つ。
うーん,流石。
昆布だけでなく,魚介も使っているんじゃないかと思ったら,「昆布カツオ水」とつけ麺指南書に書かれていた。
薬味皿にある雪塩を付けていただくのだが,この塩は丸みがあって超美味い。
この塩があと5倍くらいあれば,それだけで全部いけるかも。
梅カツオや山葵も使ってみるが,塩と梅カツオ,山葵……もう十分なんじゃないか?
そうも言ってはられないので,つけ汁に浸けていただく。
麺を浸すと,キラキラした鶏油がパッと散って美しい。
まあ,このつけ汁も間違いないね。
鶏メインで,魚介がサポート,余計な酸味や甘みがないのも超好み。
他店のリスペクトも美味しいのが多いのだが,流石本家,これも当然めちゃウマだ。
薬味皿に載ったちぎったのりがまた超上質で,これを加えたのもすごく好き。
隙がないね。
具は,全てつけ汁中で,白髪ねぎ,青ねぎ,柚子片,穂先メンマ,レアチャーシュー。
そして,別皿に,増してもらったワンタン。
とにかく懐石料理のように美しく盛られている。
レアチャーシューは玉のように1枚にくるまれているが,計3枚かな。
肉もきっと上質のこだわりのものを使っているのだろう。
これも間違いない美味さだ。
ワンタンは,てるてる坊主型で,鶏と豚。
2個で250円は確かに高いが,肉自体が上質なのだろうと納得。
麺量は230gほどかな。
これぐらいの量の方が上品でいい。
最後は昆布水でつけ汁を割って,完飲フィニッシュ。

つけ麺をいただかなかったことを長年悔やんできたが,ようやくいただくことができた感慨深さがまず来る。
しかも,大好きな塩で。
高級料亭でいただくような,美しくも隙のない美味しさの一杯。
「ラーメン」という庶民の食を,芸術まで高めようとする一杯には,ただただ感服。
これだけの価格を取る資格がこの店にはあると思う。
腹ではなく心が満足した。

と,ここでレビューを終わろうとしたが,撮った写真を見返していて,こんな一文を発見。
「誠に勝手ながら,現在提供しているラーメンを終了することに決めました。一旦準備期間として休業させていただき,6月15日(土)もしくは6月16日(日)から新しいラーメンに挑戦します。スープ,タレ,麺,具材のほとんどが変わります。」
おっと,マジかい。
また来なくては。
今度は夏のお得切符で。

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「わんたんめん」@しら鳥の写真大人の遠足(神奈川)11

JRお得切符でのチョイ旅。
2回の遠征でも神奈川西部がイマイチ攻めきれず,納得いかなかったのでこの日も神奈川へ。
まずは,前回の神奈川でかなり気に入った小田原系をいただくことにする。
狙うは,「いしとみ」さんの姉妹店だと言う,小田原ランキング2位のこちら。
東海道線で小田原まで行き,小田急小田原線に乗り換えて富水まで移動。
駅から7〜8分歩いた場所にその店はあった。
ちょっと出遅れたので,到着したのはまさに昼時。
外待ち7名ほどに接続となる。
のどかな場所だが,行列ができる人気店である。
5分ほどで入店。
若い頃はさぞかし美しかっただろう(失礼,今でも美しい)女性2人が明るく出迎えてくれる。
ご店主らしい男性は厨房奥で黙々と作業している。
カウンターが埋まると,当然のように相席になるようだ。
後会計式。
「いしとみ」さんでいただいたワンタン麺が面白美味しかったので,比較のためにも同一メニューを注文。
価格は同じく900円である。
同時に入店した直前の客に10分ほどで提供されたので,私もすぐくると思い割り箸を割るが,タイミングが悪かったのかそれから待つこと20分弱,直前の客が食べ終わった頃にやっと提供されたのは,「いしとみ」さんよりも野菜が多く,軽い山ができた一杯。

麺は多加水気味の中太縮れ。
「いしとみ」さんよりもやや細めのピロピロ食感で,麺に強い腰を求める方はあちらに軍配を上げるのかもしれないが,私はこんな麺も好きだ。
ただ,後半は軟らかめに感じるかもしれない。
スープの味わいはもちろん同傾向。
カエシの醤油感はそれほどでもなく,出汁の旨味がしっかり効いている。
塩派を公言している私だが,小田原系,やっぱり好きだなあ。
これの塩?考えられない。
小さい頃からこれをいただいていたら,醤油派になったかも。
「いしとみ」さんと同じような味わいのスープなのだが,もやしが多い分ややさっぱりしている気もするし,熟成したような香りも少ない。
麺もそうだが,スープもこちらの方が万人受けしそうだ。
具は,海苔,もやし,水菜,メンマ,チャーシュー,ワンタン。
根きりされた茹でもやしと生の水菜がミックスされて盛られているのが一つの特徴。
チャーシューは赤身が主体でやや硬め。
分厚く小さめなのが2塊あった。
当たった部位もあるのかもしれないが,チャーシューは「いしとみ」さんの方が好きだ。
ワンタンは肉がぎっしり詰まったものが5個。
「いしとみ」さんのワンタンは具が餃子のようだったが,こちらは普通のワンタンっぽい。
チュルンとした感じの皮とぎっしり詰まった肉餡,こっちの方が好きだという方もいるだろう。
麺量は150gオーバーといったところだろう。

姉妹店だというあちらよりは,麺がやや細め,野菜多め,ワンタンは肉主体,より万人受けしそうな食べやすい小田原系醤油らーめん。
席が空くたびに次々と客が入って来て,常に満席状態,断片的に外待ちができる人気店。
その人気も納得の一杯だった。



次はあそこ。

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「ミソラーメン 小+ビール(中瓶)」@味噌ラーメン 雪ぐにの写真大人の遠足(再び神奈川)10

JRお得切符でのチョイ旅。
熱海で静岡編を締めた後,課題店でもう1杯。
本当に路地裏なのだが,大きめの看板が大通りに出ているので迷わない。
店はかなり庶民的。
券売機に向かい,基本の標記メニューをプッシュ。
あとは帰って寝るだけなので,ビールも……振り返ると,この日5軒中4軒でビールを飲んでた(汗)
650円+500円,計1100円也。
「お疲れ様です」と言う言葉とともにお姉さんが出してくれたのは,キリンラガーの中瓶。
昔はビールと言えばこれが最も一般的だった。
何だかホッとする。
お通しとして出してくれたのは,市販品のきゅうりの漬物。
いやあ,これだけでこの店のスタンスが感じ取れるね。
路地裏,キリンラガー,きゅうちゃん(っぽい緑のやつ)……気取らずいただけるホッとする宿り木的な店。
仕事帰りの一杯+ラーメンだったら,お姉さんの言葉もなお染みるだろうね。
私の場合,電車乗り疲れ?食べ疲れ?(笑)
間もなく提供されたのは,具の中央に載せられたピンクチャーシューが印象的な,ザ・味噌ラーメン。

麺は自家製だと言う中太縮れ。
ツルプリとした食感が秀逸。
味噌にはこれしかないと言う確信をもって作っている感がある。
スープはシャバながら,旨味のしっかりした出汁感強い北海道系味噌。
かなりガツンとニンニクが効いている。
ニンニク,味噌,ビール……オヤジにはたまらないね。
具は,炒め煮した挽肉,もやし,玉ねぎ,そして青ねぎにレアチャーシュー。
青ねぎの緑とチャーシューのピンクは,ビジュアルの上でも計算されていそう。
クタ気味の野菜もかなりホッとする。
レアチャーシューも厚みがあり上質。
これがなければかなり普通の感じがしてしまうかも。
「小」と言っても,麺量は150はあったと思う。
隣の方の丼はかなり大きかったので,量が多いと食べられない方は注意。
完食完飲,ごちそうさま。

TRY何ちゃらとかあまり似合わないかも。
流行るのは店にとっては嬉しくないはずはないのだろうが,本来は勤め帰りのオヤジがホッとできるような庶民的な店だと思う。
できれば知る人ぞ知るでいてほしいが,もう無理だろうな。
また機会があれば。

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「干し海老醤油油そば(追い飯)+生・泡盛・串揚げ等」@味香房 海居人の写真大人の遠足(神奈川)9

JRお得切符でのチョイ旅。
大人の遠足と言えば夜のアルコールは必至。
神奈川編の〆はこちらである。
(と思ったが,再び神奈川に行ったので中締め)

上大井から御殿場線で国府津に戻り,東海道線で大船まで,さらに根岸線に乗り換えて港南台へ。
目指すはずっと気になりながらもハードル高過ぎて来られなかったこちら。
ラーメンが単品でいただけるランチタイムは,月水金のみ,月曜~土曜は夜の居酒屋タイム営業でラーメンのみの利用は不可。
他県の勤め人は,有給でも取らなければ,飲み覚悟で土曜夜に来るしかない。

店を開けたばかりで私以外ノーゲスト。
まずは生をお願いし,お通のうずらの玉子をアテにグイッとやる。
うーん,大人の遠足の〆にふさわしい。
つまみに串揚げを注文。
ホタテ,海老,豚バラ,椎茸。
細かなパン粉の衣がカリッとしてどれもこれも美味しい。
ビールがなくなったのでアルコールをもう1杯。
泡盛があったのでロックでお願いした。
普段あまり飲まないが,泡盛って好きなんだよね。
穏やかな感じの意外にお若いご店主と,少しずつお話する。
食べ歩いていること,ハードル高かったこと,最後にはコメントを交換しているレビュアーさんのことまで。
いや,実に穏やかでいい方だね。

泡盛を半分ほどいただいたところで,ラーメンを注文。
塩をお願いしたが,この日はまぜそば用の麺で提供とのこと。
どうせならと標記メニューに注文を変えた。
間もなく提供されたのは,バランスが取れたビジュアルの,具沢山な一杯。

麺は,菅野製麺製の中細ストレート。
まぜそば用の麺と言うので,もっと太い麺かと思った。
これなら汁そばにも使えるだろう。
ボソパツとした食感で醤油だれがよく絡む。
私はあまり温度低下を気にしない方だが,具が全て冷たいせいか,かなり温かった。
不満に思う方もいるだろう。
混ぜる前に具をチェック。
具は,刻み海苔,玉ねぎ,万能ねぎ,三つ葉,姫竹,小松菜,細切りチャーシュー,卵黄。
全体を少しずつ混ぜて食すと,最初から香っていた海老感が次第に増してくる。
具の下には干し桜海老がたくさん入っていて,「干し海老醤油油そば」というネーミングがぴったり。
卵黄も加わると,海老風味のTKGソースと言った味わい。
そこに三つ葉の香りやら,海苔の香りやら,玉ねぎのシャクシャク感やら,細切りチャーシューの旨味やらが加わってくるわけだから不味いはずがない。
200gほどの麺を食べ終えたところで追い飯をお願いする。
単体780円だが,追い飯が付いてくるのだ。
小さい茶碗に軽く盛られた追い飯には,白胡麻と万能ねぎがかかっている。
これを残ったたれにドボンし,海老風味のTKGを堪能。
見事に締まった。
また機会があったら再訪することを告げ,店を後にした。

干し海老がよく香るマイルドな醤油まぜそば。
ライスインが最高。
まあ,近かったらしょっちゅう飲みに来るのだろうね。



蛇足;(3/31 19:30消去)

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83

「担々麺B」@中華 四川の写真大人の遠足(神奈川)8

JRお得切符でのチョイ旅。
実はこの日もチャンスがあれば湯河原へと思っていた。
ところが,「本日は整理券のお客様で終了となります。」とのツイート。
ならば,と,前回気になっていたご当地麺,「小田原タンタンメン」を狙うことにした。
ウィキペディアには,「小田原系担々麺(おだわらけいタンタンめん)は、1975年に神奈川県小田原市上曽我発祥のとろみの強いあんかけ風甘辛スープにひき肉が入った坦々麺を特徴とするラーメン店群である。ラーメン店『四川』を源流とする。 」とある。
ところが,この「中華 四川」さん,よそ者にはなかなか行きにくい。
平塚から国府津に移動し,御殿場線に乗り換えて「上大井駅」に向かう。
ところが,タイミングが悪く,乗り継ぎで40分待ち,さらに上大井駅に到着するころには,この日も雨がちらついてきた。
約1㎞歩いてようやく到着。
駐車場が完備された郊外の一軒家。
外観はちょっと洋風な感じがする建物で,「タンタン麺 四川」という大きな看板が,道路からよく見えるように立っている。
他店はアイドルタイムに入っている15:00過ぎという中途半端な時間なのだが,駐車場はいっぱい,入り口のウェイティングボードには4~5組の名が書かれ,ざっと20名以上の待ちという人気ぶり。
大箱なので,家族連れは多くても回転はまずまず。
30分ほどで名前が呼ばれ,入店できた。
メニューは壁に札がかかっていて,「担々麺 タンタンメン」のみ.
早い時間帯なら「叉焼」があるようだが,この時間ではsold-out。
辛さは4種類。
A 甘口
B 一般向き
C 辛口
スペシャルC 特別辛口
お子様の姿もあるので,甘口では物足りないかも…とBを注文。
後会計式,900円である。
5分ほどで提供されたのは,どろっとした餡の中央に縮れた黄色い麺が後載せされた,独特なビジュアルの一杯。

麺は自家製の中太縮れ。
かん水もかなり使っていると思われるが,事前情報では玉子麺とのこと。
むちっとした食感の麺で,かなり独特。
札幌系味噌ラーメンに使われる麺を太く仕上げ,しっかり茹でた感じに近いかな。
その麺にドロっと絡むのは,もはやスープとは言えない「餡」。
挽肉とねぎ,唐辛子が入り,片栗粉でドロっと仕上げていて,「四川」と言うよりは広東風麻婆豆腐の餡に近い。
違うのはニンニクがかなり使われていること。
ニンニク風味の強い,広東風麻婆餡がスープ代わりという感じだ。
900円……高いんじゃないか?と最初は思っていたが,かなりインパクトがあり,ぐいぐいと引き込まれていく。
これはかなり中毒性あるね。
客観的に見れば,やはりお高いと思うのだが,虜になってしまえば関係ないのだろう。
辛さBは,私にはちょうどいい。
麺量は150gオーバーと言ったところかな。
足りない方用に替え玉もあるし,ライスを頼んでいる方も多かった。
ニンニク効いた麻婆ライス……確かに美味しいだろう。
完食,完飲(飲?)

シンプルながらもかなり引きの強い独特な一杯。
前店に引き続き,食べ歩きの醍醐味を堪能した思いだ。
雨はさらに強くなり,駅に戻るまでにはかなり濡れたが,来て良かったと思った。


次は神奈川の〆。

蛇足;
こちらの過去レポを見ると,メニュー名が,「担々麺」.「タンタン麺」,「タンタンメン」,「特製タンタン麺」,「四川麺」と,色々だが,実際店の札にもそれらの表記が全てあり,どれが本当だか分からない状態。
つけ麺があるっぽいが,担々麺は同一メニューだと思う。

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80

「タンメン」@老郷 本店の写真大人の遠足(神奈川)7

JRお得切符でのチョイ旅。
神奈川西部をいろいろ調べるうちに,「平塚タンメン」なるご当地ものが存在することを知る。
何でも,「酸っぱい」……らしく,酸っぱいのは苦手なのだが,まあ,これもラヲタの宿命,「癖になる」という表現を頼りに行ってみることにする。
「平塚タンメン」を出す店は数店あるらしいが,駅近く,元祖っぽいこちらへ。
老舗のようだが,店舗は新しめなのでリニューアルしたのかな。
入店すると長いカウンターはほぼ満席。
わずかに空いている席に通されたが,時間帯によっては外待ちも出そう。
券売機で基本の標記メニューをプッシュ。
600円とお手頃価格。
「基本」と言ってもこれしかなく,「みそ麺」というボタンもあるのだが,この日は×印だった。
「ギョウザ」を注文している方も多かったので,タンメン+ギョウザが定番のようだ。
その他,「二人前」,「三人前」……「七人前」というボタンが,タンメンにもギョウザにもあった。
大盛の表現?それにしても七玉なんて食べる人いるのか?と最初は思ったが,よく考えたらまとめ買いのボタンだね。
厨房は男性3,女性1だったかな。
間もなく提供されたのは,白っぽい麺と,それを完全に覆い尽くす大量のワカメが載った独特のビジュアルの一杯。
写真は麺がよく見えるようにワカメを少し寄せたものだ。

麺は低かん水多加水気味の細ストレート。
癖のないうどんのような味わいのムニュっとした食感が独特。
そうめんを温かいスープでいただく,「にゅうめん」と言うのがあるが,冷麦ぐらいの太さのにゅうめんに近い印象。
これは面白い。
すすると確かに初動で「酢」由来の酸味がくる。
だが,ツンとする感じはあまりなく,咀嚼するうちに嫌な感じがしなくなっていくから不思議だ。
スープを改めて飲んでみると,酸味は意外に穏やか。
動物由来だか昆布等の和出汁だかよく分からないが,じんわりながらも旨味は必要かつ十分。
独特の酸味と合わせると,確かに癖になりそう。
これをよく食べて育ったとしたら,ソウルフードとしてまた食べたくなるのがよく分かる。
具は,玉ねぎ,メンマ,大量のワカメ。
ねぎではなく細かく刻まれた玉ねぎを使っているのも特徴。
ワカメは磯の香りが適度にあり,厚みのある上物。
とかく具としてはラヲタに不評なワカメだが,これと酸味なしでは「平塚タンメン」は語れない存在。
ワカメは「酢のもの」としていただくことも多いが,その延長の発想なのだろうか。
ふと気付くと,隣の方のスープが赤っぽい。
どうやら常連さんは卓上のラー油で味変をするらしい。
さっそく私も卓上のラー油を使用してみる。
自家製らしいが,これがまた香りがよくかなり辛い。
でも,すごくいい味変だと思う。
酢にラー油……確かに餃子は好相性だろう。
麺量は150g前後かな。
スープもたっぷりだが完飲。

後半の自家製ラー油での味変が効果的,低かん水の麺を使用した大量のワカメが載った酸味のある塩ラーメン。
「タンメン」と言うと炒め野菜が載った塩ラーメンを連想する方も多いと思うが,タンメンはもともと中国の麺の一種「湯麺」の読み。
「湯麺」はスープのある麺の総称なので,「タンメン=野菜炒めの塩ラーメン」と言うのは正確ではないのかもしれない。
中華の香りのするご当地メニューを堪能した。
最近の茨城のラーメンはハイレベルなので,美味しい一杯をいただくだけなら近所で十分なのだが,こんなのに出合うと,やはり食べ歩きはやめられないと思う。


さらに西へ。

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「らーめん しお」@中村屋の写真大人の遠足(神奈川)6

JRお得切符でのチョイ旅。
相鉄もちょっと使ったが,JR線に戻るのが筋。
と言うことで,海老名駅へ移動。
狙うは,天空落しで名を馳せ,「神奈川淡麗系」と言う名の先駆けとなり,数々の名店を生んだこちら。
いつかは来なくてはと思っていたがやっと訪問できた。
駅からちょっと歩いた場所にあるオシャレな店舗。
入り口を入ってすぐ券売機がある。
筆頭に「塩」があるのは,塩派としては嬉しいところ。
次いで「しょうゆ」,期間限定の“NAKAMURA NY”から逆輸入だという「Tontoro Pork」。
もちろんここは塩を選択しプッシュ。
780円である。
間口は狭いが,奥はゆったりとしたスペースが確保されたオープンキッチン。
店内5割ほどの入りで,意外なほど空いている。
カウンターに通され提供を待つうちに,店主ではないものの,噂の天空落しを堪能。
間もなく提供されたのは半月型のチャーシューが印象的な,白っぽい麺の一杯。

麺は低加水の細ストレート。
「神奈川淡麗系」と言われる店でよく出合うタイプ。
先レポでは,麺が伸びてるとか温いとか手際が悪いとか,散々な言われようだったので覚悟していたが,少なくとも私の時は麺の茹で具合ジャストで間違いない感じだった。
スープはいつかどこかでいただいたことのあるような香り。
系列店だったか出身店だったかよく思い出せないが,その他多くの店が,ここの味をリスペクトしてきた結果なんだと思う。
鶏中心の動物メインで魚介がサポートするバランスタイプ。
旨味もしっかりしてるし,何より熱々。
アメリカ仕込みのスープストックからの発展系だけあって,どこか洋風な感じもする。
具は,メンマ,ほうれん草,半味玉,チャーシュー,よく見ればねぎもちらほら。
どの具も卒なく美味しい。
チャーシューは適度な厚みのある肩ロース。
これも美味しいしまずまずのボリューム。
麺量は140gほどだと思う。

劣化したようなことを言われているが,少なくとも私がいただいたこの日は,ダメな要素は感じられなかった。
昔を知る方の中には「昔はもっと美味しかった」という方もいるのかも知れないが,初訪なのでその辺は何とも……。
ただ,想像するに,このレベルの美味しいラーメンをいただける店が今はたくさんあるので,ハードルアゲアゲで来ると落胆するのかもしれない。
それも,この店が他店に大きな影響を与えた結果だと考えれば,また見方も違ってくるのではないだろうか。

再びさらに西へ。

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「煮干らぁめん味玉付き+瓶ビール」@煮干しらぁめん 猫トラ亭の写真大人の遠足(神奈川)5

JRお得切符でのチョイ旅。
神奈川はまだまだ課題店がいっぱい。
と言うことでこの日も神奈川の深部へ。
まずは前回振られたこちら。
ほぼ時間通りに開店。
店名通りに飾らない感じの店に,適度な距離感のある明るく丁寧な接客。
券売機で基本+味玉付きの標記メニューを選択しプッシュ。
「大人の遠足」なので,ビールのボタンも連打した。
750円+500円,計1250円也。
券を渡すと,キンキンに冷えた一番搾りが提供される。
コップのロゴは「S☆PPORO」。
この辺のこだわりのなさも何となくこの店のスタンスを感じ,面白い。
10分弱で提供されたのは,器の模様に呼応するように麺線が整えられた,美しいビジュアルの一杯。
これこれ,これに会いたかった。

麺は,低加水の細ストレート。
表面が軽く半透明,中心部分は粉色の麺,茹で具合はわずかに硬めでまさにジャスト。
同傾向の麺の中でも,これはまた特に美味しい。
麺をすった段階で衝撃が走る。
メチャ美味しい。
煮干しの香りは強烈と言うほどではないが,かといって上品過ぎず,しっかりとした主張。
苦みエグミも全くないという感じではなく,実に程よい。
Maxが10だとすると,旨味は10に近く,香り8,苦みエグミは2と言ったところだろうか。
とにかく万人が「美味い!」と唸りそうなベストチューニング。
煮干しは多少食傷気味だったが,煮干しの魅力を再確認した思いだ。
旨味ががカエシは塩主体でわずかに醤油も使っているのかな。
この辺も実に私好み。
具は,ねぎ,メンマ,味玉,チャーシュー。
ねぎは白い部分を輪切りにし,中心に美しく盛られている。
メンマは太くサクッとした食感。
これもまたハイレベル。
味玉の茹で具合も完璧じゃないかな。
チャーシューは流行りの低温調理を選択してないところもこの店のスタンスを表している気がする。
もちろん間違いなく美味しい。
麺量は150gほどだろう。
煮干しを多量にぶち込んでいる店にありがちなスープ量の少なさはなく,適量。
もちろん完飲である。

実にハイレベルな煮干しラーメン。
薀蓄等もほとんどなく,気張った感じが全くない。
接客は適度に爽やかで濃すぎない,そのさり気なさ,距離感がいい。
ちょっとコミカルな店名も,気取らないこの店の姿勢を表しているようだ。
それでいて出されるメニューは,どんな薀蓄が書かれた店のものよりも良さがしっかり伝わる逸品。
これほど完成度の高いものを出しながら,価格もリーズナブル。
完璧感を感じさせないところに,かえって感動した。
謹んで大台を付けさせていただく。
また機会があったら再訪したい。

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