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RAMENOID

ラーメノイドと読みます。ボーカロイドのイメージです。オイドンではありません(笑)

平均点 82.817点
最終レビュー日 2019年10月22日
2,065 1,547 0 33,796
レビュー 店舗 スキ いいね

「カレー担々麺+ライス(中)」@担々麺atとなりのあじとの写真7月開店,草加の担々麺専門店

鯛の店と連食しようと思ったのだが,この日は水漏れ工事のため夜の部から。
ではと,2軒めに考えていたこちらへ。
開店ちょっと前に到着。
店外で煙草を吸っていたご店主らしき方が私に気付き,ちょい早開け。
後開会式。
メニューは,「スパイシー」と書かれた標記メニューの他,「クリーミー」と書かれた豆乳使用の「白胡麻担々麺」,「濃厚」と書かれた「黒胡麻担々麺」の3種。
白にも惹かれたが,カレーを選択。
ライスは,小・中・大,同価格100円だったので,中を注文。
860円+100円,計960円也。
注文から7分ほどで提供されたのは,水菜とナッツが印象的な,カレー香る一杯。
ライスは大きめの茶碗一杯で,他店の並盛りライスほどの量だ。

麺は中加水の太微ウェーブ。
もちっとした食感と強い小麦感。
中華系の担々麺には麺が頼りないものもあるが,この太さの麺を合わせてきたんだね。
スープはけっこうドロで,その太麺にもしっかり絡む。
カレーの香りはスパイシーと言ってもエスニック調ではなく,万人から愛されるチューニング。
練り胡麻の風味が濃厚さとまろやかさを加えていて引きが強い。
これは美味い。
しかし……辛さヘタレには結構きつい辛さ。
市販のカレーライスのカレールー最辛くらい。
私の場合,このくらいでも舌は美味しいと感じるのだが,後で腹痛が来そうだ。
逆に辛い物が好きな方でも不満は感じにくいかもしれない。
具は,グリーンレタス,水菜,ザーサイ,ひき肉,ナッツ,糸唐辛子。
辛さヘタレには,レタスや水菜の爽やかさが嬉しい。
細かに刻まれたのはおそらくザーサイ。
坦々麺には合う素材だね。
最初は肉なしかと思ったのだが,スープにはかなりの量の挽き肉が入っている。
キーマカレー+胡麻風味の担々麺なんだね。
ナッツはクラッシュしたミックスナッツで,アーモンド,カシューナッツ,クルミ等。
このナッツの香ばしさがいい。
麺量は150gオーバーといったところ。
麺をほぼ食べ終えたところでライスをイン。
量はなかなかあるので,ライス少なめのカレーライスをもう1杯食べた感じ。
100円で大も選べるので,ライスを付ければ,かなり食べられる方でもここ1軒で満足できると思う。

太めの麺を使用,胡麻の香りとコクがたまらない辛口カレー坦々麺。
いやいや,期待以上に美味しかったし,量的にも満足した。
ライス付けて960円は,カレー屋さん考えれば決して高くはないと思う。
まだ認知度は高くないようだが,他メニューも気になるので,再訪もアリかな。
担々麺が好きな方は是非。

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「大和肉鷄と会津地鶏の中華そば(塩)」@味六屋の写真浦和連食

1軒目を出た後は,Aチャンさんレポで気になっていたこちらへ。
駅近くの裏通り。
外観はちょっと年季の入った洋食屋っぽい。
ほぼ時間通りに開店。
落ち着いた実直そうな感じの男性ご店主がお出迎え。
後会計式。
麺メニューは醤油と塩の基本2種で,あとは具増し。
金・土・日の夜営業は,「中華そば カレー味」のみで営業しているようだ。
基本メニューを塩で注文。
800円である。
注文から5分かからずに提供されたのは,中央付近に具が重ねられたシンプルな一杯。

麺は自家製だという平打ち中細微ウェーブ。
「埼玉県産・北海道産小麦使用 自家製手打ち麺」と書かれているが,太さはきちんと揃っていて,あまり手打ちと言う感じはしない。
茹で具合は硬すぎず軟らか過ぎず,表面に軽いザラつきのある独特な食感。
低かん水なのか,どこか中華麺と言うよりもヌードルと言う感じ。
スープは程よく鶏油が浮いた淡麗系。
メニュー名から,もっと鶏がが通と来るかと思ったが,意外にも優しげな味わい。
香味野菜が多めに使われているようで,どこか洋風な「チキンスープ」という感じがする。
これに近いラーメンを最近どこかで食べたような……。
そうか,岐阜のパン屋さんが作る朝ラーか。
あれは限定で生海苔が載ったメニューだったが,きっとあそこのデフォ塩はこんな感じなんじゃないかと思う。
店のもそうだが,どこか洋食の雰囲気のあるラーメンだ。
週末夜の「中華そば カレー味」の印象を,「カップヌードルカレー味」に例えた記事をどこかで見たが,このままカレー風味のスープにし,サイコロ状の野菜を入れたらまさにそんな感じかもしれない。
ただし,無化調なのもあり,少なくともこのメニューにはそのようなチープ感はない。
具は,万能ねぎ,メンマ,ナルト,チャーシュー。
以前のレポを見ると,ワンタンの皮を揚げたのが載っていたり,つくねが載っていたりするが,最近はやめたんだね。
意外なほどメンマが多い。
細めでコリコリした食感,味わいもよくメチャ美味しい。
チャーシューは厚みがあり大きめな豚バラロール。
シンプルな味わいだが,バラロールは好きだなあ。
麺量は150gほどだと思う。

洋風テイストの淡麗系鶏塩。
ちょっと他にはない味わいが面白い,なかなかの良店だと思う。
週末夜のカレーラーも機会があったら味わってみたいと思った。

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「【限定】冷しらーめん」@仮麺中(角打ち わかさや)の写真移転しても「仮麺中」

最初に書いておくが,きちんと調理できていれば85点付けていた。

もうそろそろ本格的に開店するのかと思いきや,また間借りでアイドリングするようなので,来てみた。
移転前同様,南浦和駅から歩いたので,けっこうあった。
開店までまだ間があったが,店外で電話中のご店主様が「中へどうぞ」のご案内。
店はまんま酒屋。
夕方,車を運転する可能性がなければ,棚に並んでいるのを片っ端から飲みたい気分。
後会計式。
暑かったので,冷やしを注文。
(現在はこのメニューではなく,別の冷やしメニューを出しているようだ。)
800円である。
やがて電話を終え,店内に入ってきた店主が奥で調理を始める。
10分ほどで提供されたのは,生肉のような色をした大きなピンクチャーシューと,ピンクに着色されたウズラが印象的な一杯。

麺は,冷たく締められた細ストレート……なのだが,何だこれ?
完全に茹で失敗。
想像するに,この日最初の茹でで,沸騰しないうちに茹でてしまったようだ。
ベショボソッとした食感は最悪。
つくばの某店のオープン初日の一杯がちょうどこんなだった。
「もう1杯食べるから沸騰してから茹でてくれ」と言ってもう1杯食べたら,同じ麺とは思えないほどしっかりしたのが出てきたことがある。
小言を言おうにも,店主だけでなく助手さんもちょうど厨房の奥。
火は通ってるので腹は壊さないだろうと,そのままいただく。
と言うのは,冷え冷えのスープは超ウマだったからだ。
ベースは鶏だろうか。
キンキンに冷えているのにしっかりと出汁感がある。
多めに浮いた油が香ばしく,スープだったら過去いただいた塩冷やしでは最上級レベル。
冷え冷えでも固まらないのは植物性の油をお使いだろう。
それにしても美味い油を作るものだ。
いや,スープがメチャクチャ美味しいだけにもったいない。
具は,カイワレ,玉ねぎ,粉状の海苔,ウズラ,レアチャーシュー。
玉ねぎのショリショリ感が,香ばしい冷え冷えオイリースープとよく合う。
ピンクの可愛いウズラには,しっかりと味が付いていて美味しい。
心配になるほどレアなチャーシューは,ローストビーフ?と一瞬思うが,おそらく豚。
これまたしっかりと味が浸みていて間違いない美味しさ。
麺量は150gくらいだと思う。
麺を残して具とスープだけいただきたい思いもあったが,完食完飲。
助手さんに代金を支払う時も,店主さんは厨房奥だったのでそのまま退店。

麺を除けばめちゃウマな塩冷やし。
レポしようかどうか迷ったのだがレポすることにした。
なぜならこちらはまだ仮麺中。
いずれ「本麺」になるのなら苦言を呈するのも必要だろう。
よく,店主が作ると美味しいが,店主以外が作るとイマイチな店がある。
タレや油の量の微妙な違いもあるのかもしれないが,麺の茹で方が差が大きいのだと思っている。
それほど麺上げのセンスは大切だ。
おそらく,沸騰しないうちに麺を入れてしまったのには気付いているはずだ。
(気付いてないならそれはそれで問題だが。)
指で潰して火が通っているのを確認し,冷水で締めれば同じだぐらいで出してしまったのかな。
だが,それはプロとしてどうだろうか。
RDBレビュアーの中には,将来ラーメン屋をやってみたいと思っている方も少なからずいるだろう。
この店は,そんな夢見るレビュアーにとっては,あこがれのはず。
叱咤激励を込めての-10点。
今回はたまたまだろう。
実店舗をもち,本オープンしたらまたうかがってみたい。




蛇足;
ラーメン愛ゆえ,親近感を抱いているゆえの苦言レポ。
どうかご容赦を。

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「ワンタンメン」@麺匠 きくちの写真草加市新田駅近くの移転オープン店

西川口→南浦和といただいた後は,武蔵野線から東武伊勢崎線に乗り換え,新田駅へ。
狙うは,江東区から今年5月に移転したこちら。
移転前の平均点が85.1点。
私がいただいた「醤油ラーメン」はメチャクチャ美味しくて88点を付けている。
ところが,移転後の平均採点は約80点。
真偽を確かめる意図もあった。
店は何かの居抜きのようで,入り口上の幌も茶色で地味な感じ。
入店すると,男性店主と奥様のような女性店員,計2人がお出迎え。
後会計式。
席間の空いたゆったりスペースのカウンターに通される。
メニュー表を眺めると,メニューは,「醤油ラーメン」,「昭和中華そば」の基本2種。
数量限定だという「ワンタンメン」を選択し,注文。
価格は980円である。
ちなみに,「昭和中華そば」ベースの「昭和ワンタンメン」というメニューもあった。
注文してから,「ワンタンメン」にはチャーシューが載らないことに気付く。
肉好きなので,「チャーシューワンタンメン」に変更しようとも思ったのだが,調理に入ってしまったし,1180円とそれなりのお値段なので,そのままにした。
注文から10分ほどで提供されたのは,分厚い皮の三角ワンタンが載った,茶色の面積が水面を占める一杯。

麺は,自家製とのことで製麺室があった。
全粒粉らしく,ふすまの星が見える茶色の細ストレート。
店内のポップによると,この麺はご店主のこだわりの一つで,「北海道産小麦」と「三重県産スペルト小麦全粒粉」を配合しているとのこと。
スペルト小麦……人工的な品種改良が行われてない小麦で栄養価が高く,アンチエイジング効果があるらしい。
つるボソとした食感と独特な小麦の味わい。
確かに原種っぽい強い香りと,素朴な旨味がある。
私は塩派なのだが,確かにこの麺は個性が強いので醤油の方が合いそうだ。
麺をすすった初動の感覚は,ちょっとしょっぱいかな?と言う感じ。
醤油スープなので「塩角が立つ」というのも変かもしれないが,そんな感覚だ。
動物系100%で魚貝系は不使用,杉樽で熟成した国産丸大豆を使用しているとのことだが,かなり単調な感じがする。
移転前にいただいた「醤油ラーメン」も,塩分濃度は高めで無化調だったが,もっと塩気に丸みがあり,旨味が重層的な感じがした。
何でこうなっちゃったんだろう。
素材にこだわり,シンプルさを追究した結果?
具は,ねぎ,万能ねぎ,メンマ,ワンタン。
移転前にいただいた一杯のメンマは,記憶に残るほどメチャうまだった。
これも美味しいが,もう少しプラスアルファの何かがあった気がする。
ワンタンの皮も自家製だろう。
これだけ厚みがあって歯応えの強いワンタン皮はちょっとないかも。
餡もスープ等と同ベクトルで,肉のシンプルな旨味を際立たせる仕様。
5個ほど入っていたが,かなり食べ応えがある……と言うか,皮を噛み締めるので,満腹感が上がる。
麺量は150gほどだと思う。

国産スペルト小麦全粒粉を使用した麺が個性的,素材にこだわったシンプルな味わいの醤油ラーメンに,嚙み応えのある皮を使用した三角ワンタンが載った一杯。
何だか独善的でマニアックな方向にいっちゃったんだね。
移転後の平均点が移転前より5点低いのが理解できた。
もうこうなると,美味しさの追求よりいかに体にいいものを作るかに向かうから,仕方ないと言えば仕方ない。
これはこれで価値ある一杯なのだと思う。




蛇足;
キリ番だったのだが,遠くに遠征する暇がなかった。
1500店の時は,もう少し納得の一杯で締めたい。

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「昆布水の淡麗塩つけ麺」@麺処 はら田の写真南浦和の新店。

西川口で複雑な旨みをもつ鶏塩をいただいた後は,南浦和に移動し,気になっていたこちらへ。
開店当時,話題だったのは知っていたが,RDBの採点もイマイチだし,(豚魚の店か……)とスルーしていた。
ところが,鴨出汁の淡麗系も出していることを知り,優先順位が上がった。
店は線路近くの居酒屋さんか何かの居抜きかな。
新店にしてはちょっと使い込まれた感じ。
券売機に向かうと,濃厚豚魚のつけ麺とらーめんのボタンが上段にあるが,最近のウリらしく,鴨出汁の昆布水つけ麺にもウリのポップが貼られている。
淡麗つけ麺は,「醤油つけ麺」,「塩つけ麺」,「鴨つけ麺」の3種。
全て鴨出汁のようなので,塩を選択し,プッシュ。
「鴨つけ麺」はチャーシューが鴨に変更されているのだと想像した。
900円である。
カウンターに空きがあったので,スムーズに入店。
退店時は7〜8人の外待ちがあったので,ラッキーだったようだ。
券を渡してから10分弱で,まず薬味の皿が出される。
さらに3分後に提供されたのは,トルネード状に盛られた麺と,スクエアなネギが浮いたつけ汁。

麺はしなやかな細ストレート。
浸かっている昆布水は,根昆布を使っているのか,粘度があって麺にどろっと絡みついてくる。
昆布水つけ麺の出汁には,粘度のないさらっとしたものとヌルっとしたものがあるが,軽くヌルヌルしたものの方が好きだな。
薬味皿に盛られた「粟国の塩」を少量付けてすすってみる。
腰の強い程よく小麦の味わいがある麺に絡んだ昆布水に,角のない塩気が加わり,これだけで3分の1はいけそう。
ただ贅沢を言えば,もうちょっと特徴のある麺だと面白いんだが。
次につけ汁に着けてすすってみる。
昆布水をまとった細麺に絡むつけ汁は,鴨出汁100%とのこと。
これは美味い。
鴨の場合醤油が多い印象なので,鴨塩ってけっこう貴重なのではないだろうか。
動物至上主義の塩派には嬉しい限りだ。
薬味の柚子胡椒や生姜を少量付けながら,しばしヌルヌル昆布水と鴨塩のハーモニーを楽しむ。
具は,麺上に海苔,つけ汁中に,ねぎ,三つ葉,メンマ,チャーシュー。
スクエアに切られたネギはオシャレ。
やはり鴨にはねぎが欠かせない。
チャーシューは釜焼きタイプの豚肩ロースかな。
香ばしく歯応えがあり,噛めば美味しい肉汁が溢れ出すなかなかの逸品。
鴨肉が入った方が統一感があるのだろうが,鴨つけ麺は+100円なのでこれで十分かも。
麺量は230gくらいかな。
昆布水で割って飲み干すのかと思ったが,熱々の割りスープがあると聞いたので,お願いしてみる。
すると,けっこう強めに効いた煮干しスープで割られ,熱々でカムバック。
アフターサービスも充実してるね。
もったいないから昆布水も入れ,鴨+煮干し+ヌルっと昆布を楽しんでフィニッシュ。

粘度のある昆布水に浸かった細麺を,鴨出汁100%の淡麗系塩のつけ汁に浸けていただく至福。
これは美味い。
麺に一捻りあれば,さらに高採点だったかな。
この日は×印だったが,「カレータコスまぜそば」なる面白そうなメニューのボタンもあった。
駅近なので,機会があれば再訪したい。

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86

「塩そば」@おとなの塩sobaの写真川口の移転オープン店

7月初旬に店名を変え,移転オープンしたこちら。
移転前の「和風鶏そば kousei」は未訪だったが,この店名,塩派としては是非行かねばと思っていた。
西川口駅から1.2㎞とちょっと歩く。
住宅街にあるマンションorアパートの1階のテナント。
以前は何か別の店が入っていたのであろう。
時間よりちょっとだけ早く開店。
ちょっと年配のご店主らしい男性と,女性店員がお出迎え。
券売機を眺めると,メニューは塩の他に醤油もあり,「赤い彗星」なるどこかで聞いたことのあるようなネーミングの,辛そうな担々麺もあった。
暑かったので「塩ざるそば」にも惹かれたのだが,温そばを選択。
ところが,筆頭の「塩そば」が880円なのに対し,「塩ワンタン」が770円と,ちょっと不思議に思える価格設定。
「塩かけ」が580円,「特製塩そば」が1100円なので,デフォでもけっこう具が載っているのだろうと解釈し,標記メニューをプッシュした。
券を渡してから4分ほどで提供されたのは,思った通りけっこう具沢山な塩。
「大人」のイメージもいろいろあるが,ジェントルと言うよりは,「大人買い」のような意味合いの,ちょっと贅沢を求める大人かな。

麺は自家製とのこと。
ちょっと透明化がある暗い色をした細ストレート麺は,多加水気味の全粒粉を使った感じ。
薀蓄には「国内産100%」としか書いてないが,かなり個性的な麺だ。
しなやかで腰がありもちもちとする麺は独特の味わいがある。
好き嫌いがあるかもしれないが,私は美味しいと思うし,オンリーワン的な個性は素晴らしい。
麺をすすった途端に上品かつ力強い鶏油が香り,鶏を中心とした重層的な旨味がじわじわと込み上げてくる。
大山鶏を使っているということで,鶏の印象が強く,最初は鶏+香味野菜かと思ったが,蘊蓄をよく読むと,塩と醤油共通のベースのスープは「匠の大山鶏」の他に,「あご いりこ あじ 昆布 鯖 かつを節を掛け合わせた旨みたっぷりのダブルスープ」とある。
塩だれには「淡路島の藻塩など5種類をブレンド」し,「二種の昆布」で取った出汁に「あさり はまぐり 渡りかに えび ムール貝」を使用した魚介スープをベースのスープに合わせたトリプルスープとのこと。
いりこ,蟹,貝……どこにいるのか全く分からなかったのだが,魚介等様々な旨味が鶏をしっかりとサポートすることで,無化調でもこの重層的な旨味を生み出しているんだと想像。
具は,白髪ねぎ,万能ねぎ,カイワレ,穂先メンマ,柚子片,チャーシュー,アスパラ肉巻き,最後に振られているのは乾燥パセリかな。
ちょっとオイリーなのだが,2種のねぎやカイワレがさっぱり感を与えてくれるし,柚子の香とパセリという異色の取り合わせも面白い。
長い穂先メンマも2本載る贅沢。
チャーシューは豚と鶏の2種。
小さめで薄いが,日高四元神威豚を使用しているという豚は美味しいし,鶏ムネもまずまず。
量を求めず色々な味わいを少しずつ楽しむのが大人なんだね。
肉類はチャーシューだけでなく,アスパラの肉巻きが2本載るのもすごい。
これ焼いたんだろうね。
手間かかってるなぁ。
麺量は150g程度だと思う。

麺にもスープにも具にも手をかけまくった,極上の足し算ラーメン。
筆頭メニューが880円は,ややお高めかと最初は思ったが,内容や手間を考えればとてつもなく安い気がする。
「鶏と水」的な引き算ラーメンに流れが来てるかと思っていたが,こんなラーメンもアリじゃないだろうか。
超贅沢と思う方もいれば,色々詰め込み過ぎてると思う方もいるだろう。
とにかく個性的で面白いこの塩はすごい。
特製はどれだけ具が載るのだろう。
塩派としては,機会があったら再訪し,別メニューも試してみたい。

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83

「黒」@麺屋 MANIの写真川越の課題店2

1店めを出てからやはり未訪だったこちらへ。
この場所は「麺屋 ひな多」さんだった時に来たことはあるのだが,移転した後に入ったこの店も好評なので,ずっと来たいと思っていた。
店頭販売しているお姉さんに呼び込まれたような形で入店。
鼻の下伸ばしたオヤジに見られなければ良かったのだが……(笑)
券売機を眺めると,筆頭は熊本系の「黒」,次に博多系の「白」と続く。
その下にも色々ボタンがあった気がするが,写真が大ブレで字が読めないため失念。
川越醤油とかがあった気がする。
2軒めなので筆頭の黒の並盛りをプッシュ。
650円である。
こちらも比較的お若い男性ご店主。
店頭販売の女性の他にもう一人女性店員がいる3人体制だ。
カウンター前の高台には,麺の硬さを指定できるように書かれたポップがあったが,あちらからの確認はなし。
どうせおススメの硬さでいただくつもりだったのでノー問題。
券を渡してから4分ほどで提供されたのは,かなり真っ黒なスープときれいに整列した白っぽい麺が印象的な一杯。

麺は九州系豚骨ではお決まりの低加水細ストレート。
いわゆる博多系ほど細くはないのはまさに熊本っぽい。
茹で具合はやや硬めで個人的にジャスト。
極細の博多系ならともかく,熊本系はこれくらいがいいよね。
スープはマー油がガツンとくる,ややサラッとした豚骨。
臭みはないが豚の旨味は十分。
こんな観光地で豚臭かったら近所から苦情が来ると思うから,この仕様は納得。
麺がきれいに揃えられていることもあり,今風にブラッシュアップさせているイメージだ。
それにしてもこのマー油はかなり黒い。
竹墨でも使ってる?というような煤がたくさん浮いているので,白い服を着ている方は注意かも。
竹墨の香りはしなかったので,ニンニクをよく焦がしたのだろうが,気になるような苦味はなかった。
具は,万能ねぎ,キクラゲ,チャーシュー。
バラロールのチャーシューは,箸で掴むと崩れるように超トロトロ。
バラ好きにはたまらないね。増せば良かった。
麺量は120〜130gくらいだろう。
サクッと完食。

熊本系豚骨を今風にブラッシュアップしたような,ちょっとオシャレな一杯。
暑い日なので苦戦しているようだったが,きっと普段は混むのではないかと想像。
九州系の豚骨は,突き抜けはしないけど好きなんだよね。
何にせよ課題店だったので来られて良かった。

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「【限定】味噌つけ麺+アサヒビール(中瓶)」@麺屋 誉の写真川越の課題店

暑い日だったので,味噌気分ではなかったのだが,夏の宿題は計画的にやらねば(笑)
駅から結構ある。
汗ダクになって到着。
冷房の中に逃げ込む幸せ。
TRI新人賞味噌部門1位の店だが,暑い日に味噌は……と思うのは私だけではないようで,客入りは5割ほど。
それは店の方も百も承知のようで,定番の味噌の他に,「冷やしトマトつけ麺」,「冷やし担々麺」等,冷やしメニューが限定で出されている。
それらにしようかとも思ったのだが,味噌の店への初訪なので,デフォも想像が付くと思われる標記メニューを選択し,ボタンをプッシュ。
車じゃないのでビールもね。
800円+550円,計1350円也。
ご店主と助手と思われる男性2名での営業。
意外にお若い。
店内に飾られたTRY審査員のサインやら,ラーメンYouTuberのTシャツやらを眺めるうちに提供されたビールでまず喉を潤す。
本格的に美味い季節になってきたね。
追って提供されたのは,麺側だけ見ても美味しそうな味噌つけ。

麺は,表面がつるっとした断面不定形な中太縮れ。
黄色味がかっている味噌に合わせそうな麺だが,喉越しと噛み応え,小麦の味わい等のバランスのいい逸品。
汁そばと共通なのかもしれないが,冷水で締めても良さを発揮するような麺だ。
三河屋製麺製とのことだが,特注なのかな。
相変わらず美味しい麺を作るね。
つけ汁は北海道味噌を使っていると思われる味噌ラーメンらしい味わい。
動物系の旨味もしっかりしていて,生姜がガッツリ効いている。
汁そばの延長なのだと思うが,つけ麺ということで,わずかに酢を使い,塩分濃度も上げている。
ナイスバランス!
これは絶対デフォも美味しいよね。
具はつけ汁中にはねぎと白胡麻のみ,あとは麺上。
麺上には,炒めもやし,挽肉,メンマ,チャーシュー。
つけ麺でももやしは茹でたものではなく,炒められているのがまずポイント。
オイスターソースとかできちんと味付けされている,軽い甘みのあるひき肉もメチャうま。
デフォ味噌の良さを全くスポイルせずにつけ麺に昇華する感覚が素晴らしい。
バラロールのチャーシューも香ばしくとろけるようにやわらかで美味しいね。
麺量は240gとのことで大盛り不可。
まあ丁度いいね。
スープ割をお願いすると,ブーメラン方式で戻る。
酸味が強まるように感じるのは仕方ないかな。

デフォ味噌も絶対美味しいよね。
店舗情報の修業先には,純連さん系も上がっているが,純すみ系の中でも最上位になるのではないかと想像。
一つ一つの作業が丁寧で隙がない感じがする。
同じようなレシピでも,そこはこだわりとセンスで違ってくるのだと思う。
繰り返しになるが,このメニューは,デフォの良さを崩さないようにつけ麺に昇華したような逸品。
素直に汁そばを食べたよりも,センスの良さがうかがい知れたかも。
我ながらナイスチョイス(笑)
機会があったら再訪し,デフォの良さを確認したい。
絶対85点以上だよね。






蛇足;
昨日は実に久し振りにレポできなかった。
忙しかったのもあるのだが,遠征しても杯数を抑えてるので,毎日レポには足りなくなっている。
せっかく痩せたけどちょっとリバウンド気味。
再び体重量り始めると,週末の体重増加が気になりまくりなので……。
今後は時々レポしない日が出てくると思う。

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80

「つけそば」@食煅 もみじの写真久喜の新店

東所沢→上福岡と連食した後,帰りはちょっと迂回して久喜へ。
狙うは,トップレビュアーAチャンの高採点&連続アゲで興味津々の新店であるこちら。
店はのどかな場所に作られた一軒家。
とにかく料亭のような,和風庭園風のエントランス。
店の外まで金かけてるなあ。
店内もかなり高級感があるが,店中央に向かい合わせのカウンター席があるのは,ちょっとラーメン屋さんらしく庶民的。
ウェイティングボードに名前を書いて待つシステム。
けっこう待っている方がいたのだが,大人数の家族連れが2組。
カウンターが空いたので,ごぼう抜きで案内される。
こんな場合,気の利いた店なら,「カウンターが空いたのでお一人様を先に案内してもいいでしょうか。テーブルが空くまでお待ちください。」という趣旨の断わりの説明を前の組に入れるものだが……。
まあ,この辺はまだまだこれからなのかな。
後会計式。
お品書きを眺めると,メニューは,中華そば,塩そば,つけそばの基本3種で,全てベースは750円と,今時の店としてはまずまずリーズナブル。
自家製麺の良さを確認したくて,つけそばを注文。
券を渡してからトイレをお借りする。
ドアを開けてびっくり。
自動で蓋が開いた。
トイレにまで金かけてるね。
券を渡してから7分ほどで提供されたのは,麺側に載せられたもみじ型の昆布が可愛らしい一杯。
つけ汁の椀はかなり小さめで油の層がある。
器は有田焼だろうか。
とにかく高級感の攻撃は半端ない。

麺は自家製だという中太ストレート。
薀蓄書きによると,「はるゆたか,きたほなみに全粒粉を和し」ているとのこと。
茹で具合はやや硬めでジャスト。
噛みしめると小麦のいい香りが湧き立つ逸品。
これはいい。
くっつき防止なのか,底には少量の水がたまっている。
流行の昆布水かと思ってレンゲですくって飲んでみるが,旨味はあまり感じられない。
と言うか,カルキ臭さが……。
薀蓄書きを改めて読んでみたら「海苔の出汁」とのこと。
初めて耳にするものだが,海苔から旨味はあまり出ないようだ。
独自性を出そうとしているのだろうが,素直に昆布水を使用する方がいいのかもしれない。
麺をすすっている分にはカルキ臭さは感じないので,気にせず食べ進めることにする。
つけ汁は油の層がある醤油。
浸けてすすってみると,かなり甘め。
薀蓄書きによると,「秋田比内地鶏,利尻昆布・長崎産煮干し,伊吹いりこのスープ」とのこと。
鶏出汁だったか。
表面に浮く油はチャーシュー由来なのか,豚っぽかったので,あまり鶏らしさはない。
甘めのカエシも強いので,どこか日本蕎麦のつけダレに通ずる感覚。
美味しいには美味しいのだが,個人的にはもう少し甘さは控えめの方が好きかな。
Aチャンさんの時は冷めていたようだが,この時のつけ汁は熱々。
量はあまり多くないので,冷めやすいかと思ったが,表面の油の層の効果もあり,繰り返し麺を浸けてもなかなか冷めない。
つけ麺の温度低下は宿命なのであまり気にしない私だが,嫌う方もいるので,これの仕様は好印象だと思う。
具は,麺上には飾り昆布のみ。
つけ汁中に,三つ葉,ねぎ,メンマ,チャーシュー。
三つ葉の和の香りはこのメニューにぴったり。
メンマは枕木タイプでサクッとした食感。
チャーシューは厚みのあるバラで,ホロやわに煮込まれた角煮風。
甘味の強さも,つけ汁と同ベクトル。
崩せば麺に絡められるような軟らかさがいいね。
麺量は並盛は200gとのこと。
するする入るので,ここ単独なら+100円で大盛りの300にするべきかな。
麺側の海苔出汁で割ってもまだ濃かったので,スープ割をお願いすると,お姉さんがポットを持って来てくれた。
注ぐ前に,割スープをレンゲに注いで飲んでみる。
………
温いというか,水道水温度+αくらいの,むしろ冷たいと言っていいほどの温度。
それでも美味しければいいのだが,旨味はほとんど感じられず,麺が浸っていた海苔出汁のようなカルキ臭さ。
甘みの強さは嗜好から外れるが,麺が素晴らしいし,つけ汁もレベルは高いので,83点を付けようと思っていたのだが,大きくテンションダウン。
注いで飲むと,かなり温度は低下するが,あまりカルキ臭さは感じなかったのでとりあえず完飲。
スープ割をして温度が下がると言うのは,昆布水つけ麺の昆布水で割る以外では初体験。

自家製麺は極上,甘みの強いつけ汁が蕎麦っぽい,醤油つけそば。
高級感あふれる清潔な店,上質な麺につけ汁。
あの冷たい割りスープさえなかったらと言う思い。
まさに画竜点睛を欠くと言う感じだ。
武蔵系はあまり得意ではないのだが,メニュー自体は美味しかった。
このようなレポを目にし,いろいろ改善されていけば,この地域では突出する店になって行きそうな予感もある。
久喜は比較的行きやすいので,機会があったらまた訪れてみようと思う。

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「塩そば」@花笑み中華そば かれんの写真上福岡の課題店

東所沢で美味しい海鮮和えそばをいただいた後は,ちょっと北上して上福岡へ。
狙うは,1年前行ってみたが,ご店主の体調不良でお休みだったこちら。
店から50mほど離れた駐車場に車を止める。
よく分からくて2~3回グルグルしてしまったが,店名の書かれた赤いコーンを見付けて無事ピットイン。
傘をさして可愛らしい黄色いタペストリーがかかっている店へ。
入店すると,男性店主がお出迎え。
あまりにぎやかな場所ではないせいか,先客は3~4名と,有名な割には混んでない。
券売機を眺めると,メニューは,醤油,塩,白醤油,まぜ,味噌,川越醤油なるメニューもある。
ちなみに,アゴ煮干と坦々麺のボタンは×印だった。
塩派なので標記メニューのボタンをプッシュ。
800円である。
ご店主のワンオペで丁寧に調理しているのだが,このくらいの混み具合なら全く問題ないかな。
券を渡してから10分強で提供されたのは,清湯系ながらもかなり濃そうな色をしたスープに,青菜の緑,白髪ねぎの白,ピンクペッパーの赤が鮮やかな一杯。

麺は,店舗情報によると,菅野製麺所特注ライ麦全粒粉入り麺とのこと。
ふすまの粒が見える茶色がかった麺は,思ったよりもしなやかで結構しっかりめに茹でてある。
麦の香り豊かな美味しい麺だ。
下手にパツパツにしないセンスは好きだなあ。
麺をすすった途端に枯節のような上品な魚介がふっと香り,咽るほどに濃厚な旨味が押し寄せる。
魚介の他にもハーブのような香りも感じたが気のせいかな。
鶏メインのようだが,(これなんだろう?)ぐらいに濃厚な旨味は,先レポから想像するに,数種の貝だろう。
牡蠣節なんて表記も見付けたが,軽い癖を感じながらも濃い感じがするのはそれかな。
帆立や浅利等,他の貝もかなり使っているのだと思うが,とにかく何の貝と特定できない複雑さに引き込まれていく。
ややオイリーと感じる方もいるだろうし,塩分濃度もやや高めなのだが,一口目からしっかりと「美味い」と感じさせるチューニングは見事だ。
具は,穂先メンマ,白髪ねぎ,小松菜,チャーシュー,ピンクペッパー。
小松菜は茎がしゃっきりとしていてきれいに切りそろえられている。
チャーシューの上に青菜が載せられ,その上に白髪ねぎが盛られるのは独特でオシャレ。
ピンクペッパーをカリッと噛むと,爽やかな辛さと香りが口の中に広がり,いいアクセントになる。
チャーシューは軟らかく煮込まれた肩ロース。
けっこう食べ応えがあるし,レアチャーシューは苦手な方もいるので間違いないチョイス。
麺量は150gほどだと思う。

清湯系ながらもかなり濃厚なコクがある貝と鶏の塩。
麺も特徴があるし,何てハイレベルなのだろう。
これはいい店だ。
ご店主は,客の顔もよく覚えているのだろう。
初訪なのは完全に見通されていて,「またおいでください。」と,帰り際に軽く声をかけられた。
こんな美味しい一杯をいただいたからには,また来ずにはいられまい。

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