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立秋

男性 - 神奈川県

焼鳥データベースを望む

平均点 75.412点
最終レビュー日 2019年10月17日
1,222 1,052 2 5,101
レビュー 店舗 スキ いいね
83

「大盛中華そば¥600」@来々軒の写真最近めっきり旅人と化しておりますが、この日は広島県三原市まで自分探しの旅…もとい出張。
雨降りのためか人影もまばらな街並み、西口を出て高架下を歩くこと数分で到着しました。

目が覚めるような青の暖簾、そしてちょっと場違いな行列とが、周囲のくすんだ風景と鮮やかなコントラストを成しております。

「席、一つ空いてるから先にどうぞ」と先客のご夫婦にお譲り頂き、外待ち5分ほどで店内へ。
右手券売機では中華そばとワンタンメンとが同額ゆえちょっと迷いますも、標記食券を購入しました。

古ぼけた店内。
厨房とフロアとが壁で仕切られており、向こう側へ食券を提示するタイミングがよく分かりません。
矢先、先客様の一杯をご主人が配膳に来られましたので、機を逃さずに手渡し。

厨房内には店主と、奥様でしょうかおばちゃんの2名体制。
共にぞんざいな対応ですけれど、決して悪気はないみたいです。
店主は配膳の際テーブルにこぼしてしまったスープを一生懸命拭いておりました。

水は店内左手にセルフ、そこにレンゲやティッシュも備え付けてありますね。

さて着席したカウンター、目の前には一枚のモノクロ写真が。上の方には「1969」と「44」というボールペンの文字。
おかっぱ頭の子供たちがレンズを見つめており、そして右手にはこれから電車に乗るんでしょうか、大きな旅行鞄を下げた男性が同じくこちらを見ている構図、背景には来々軒
そこには今から40年以上も前の光景が拡がっております。

自分の知らない時代の知らない世界。
いったいそちらはどんな世界だったのでしょうかと写真に問いかけます。


後客も続々と来訪。
雨のせいか、外待ちに耐えきれない方々が店内に一人また一人。
店主もおばちゃんも「食券買ってから外でお待ちください」なんて野暮なことは言わないんですね。
おかげでカウンターとテーブルの間は所在無げに佇む人々で溢れかえり、まるで電車の中みたいな状態になってしまいました。

さて7分ほどして店主の手ずから配膳。
小ぶりな丼ですが、なみなみと注がれたスープに麺も多め。まるで麺がスープの上に載っているかのようなビジュアルです。

モウモウと湯気の立ち上る濃い色目のスープは熱々、丸みを帯びたカエシに被さるは魚貝と鶏ガラの深いダシ。
そこに多めの鶏油が加えられることで、適度なコクとコッテリさを演出してくれます。

麺は折りグセをつけたかのような、カクカクとした細縮れ。
低加水でゴワゴワな食感は食べやすいような食べにくいような。
クッシリとした潰し心地は粉感を感じさせ、スープの絡みもまずまずですね。

具はチャーシューとメンマ、ネギ。
チャーシューは特に何もないロース肉、サクサクとした噛み心地。
メンマは戻し方に特徴があるのでしょうか、今まで経験したことのないポリポリとした食感は、まるで沢庵のようです。

全てのスープを臓腑に染み込ませてごちそうさま。
曇天にも足取り軽く駅へと戻りました。

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